独学のすゝめ 大学受験勉強法 あなたが大学受験で失敗・後悔しないために その2

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著者: 関根 良紹

その1(ナンバリングなしのストーリー)の続きです。

元はブログ ですが個人でKindle出版もしました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0105K4YN8

これを投稿した時点では無料キャンペーン中なのでご興味あればどうぞ。


* 大学受験はこうやって乗り越えろ 英語も数学も社会も理科もこれで完全対応可能

それ以外の資格試験や大学以降の勉強でも応用していける内容です.

本当にしつこいくらい, 大事なことは何度も繰り返し書いています.

** この章で説明すること: 目次

- 宿題.

- 大学入試で何が要求されているのか?

- それをどう鍛えればいいのか?

- 大学, それ以降でも役に立つ勉強法とは?

** 宿題

概要と合わせて宿題も出しておきます.

これを念頭に置きながら読み進めてください.

- 勉強法について理解を深めるべく脳内授業すること.

- 友達にも授業すること.

- 説明を自分にとってわかりやすく変えること.

- 特にゲームで例えた部分は別の自分が好きなゲームで例えたり, 部活のメニューで例えたり自分にわかりやすい例に置き換えること.

- わかりやすく変えた説明を phasetr@gmail.com まで提出すること.

- 提出先は LINE でも可: @phasetr.

あとで説明しますが, 脳内授業が決定的に大事です.

必ずこれをやってください.

積極的なアウトプットが本当に大事です.

そして私の趣味から説明に色々なゲームやアニメを使っています.

これを自分にとってわかりやすい例に変えてみてください.

勉強法が身についているかの判断基準に使えます.

アウトプットの練習として必ず私宛に phasetr@gmail.com までメールしてください.

メールだとちょっと, という人は LINE もありますよ: @phasetr.

** 大学では何が要求されているのか

大学受験を乗り越えることを考えているわけですが,

大学受験で何を求められているのかを考えましょう.

そもそも何を求められているのか考えたことはありますか?

何を勉強すればいいかは明快です.

受験校で課される科目であり, 高校の学習内容です.

それでは, それをどうやって勉強すればいいのでしょうか?

大学入試では大学で勉強するのに必要な能力を測ろうとしているわけですが,

そもそも大学入試で要求される能力は何でしょうか?

当然, 大学, 特に学部で要求される能力です.

先に行く前に少し考えてみましょう.

*** 大学入試で問われるのはこれ!

大学入試で問われるのは次の能力です.

- 大量の情報を的確に記憶する能力.

- 大量のタスクを的確に処理する能力.

- 自らの能力を示す能力.

自らの能力を示す能力というのは,

要は制限時間内にきちんと解答を書ききる能力です.

もう少し一般的に言えばアウトプットする力です.

それはいいのですが, そもそもなぜこれらの能力が必要なのでしょうか?

*** なぜこれらの能力が必要なのか?

「情報化社会で大量の情報に埋もれないように云々」というのは確かにあります.

しかしそれはむしろ院・研究の話です.

今はあくまで学部入試, 学部で求められる能力の話です.

結論は単純です: 実際にそれをやってもらわないと困るからです.

それではなぜこの能力がないと困るのでしょうか?

まずは考えてみましょう.

*** 例を挙げる

私は物理学科卒なので, 確実に知っている例として物理を挙げます.

大学の教科書やシラバスを見てみるとわかりますが,

大学での物理は近代に始まったガリレオ以降, ニュートンの話, 特に力学からはじまります.

歴史的には 16-17 世紀: 今から 400 年前です.

大学に入学したあとはここから現代物理に到達しないといけません.

*** 卒業研究の壁

学部 4 年では卒業研究があり, 建前としては本当に新しい成果を出すことになります.

(理論物理や数学だとなかなかそう新しい結果を出すとはいきませんがそれはそれ. )

400 年分の勉強を 4 年どころか,

学部 4 年での研究スタートのために 3 年と少しでやりきる必要があります.

それも世の天才が死に物狂いで築いた成果を 3 年間で.

とんでもない量の勉強をしなければいけないことはわかるでしょう.

*** 物理はまだいい

物理の他には数学が必要なくらいです.

高校の物理でも, 必要だからとまだ数学でやってもいないベクトルの話が

先に出てきたかもしれません.

ああいう感じです.

そうは言っても基本は物理だけしていればいいのです.

*** 化学では

化学となると基礎となる物理が必要で, さらにそのための数学が必要です.

化学教育のために必要なら先に物理をやります.

例えば早稲田の化学だと 1 年の講義で電磁気があります.

電磁気は物理学科だと 2 年次からやる分野です.

そしてそのために必要な数学があり, それも大急ぎでやります.

これには多変数の微積分が必要でかなり大変です.

*** 応用化学では

早稲田の応用化学だと 1 年から量子化学をやります.

量子化学 (量子力学) は化学科でも 2 年, 物理では 3 年からやる内容です.

それでもやらなければ 3 年間でまともなところまでいけないわけです.

*** その他工学

応用の度合いが高まると, 特に工学だと,

今度は関連する法律の勉強も必要です.

電気技術者試験とかそういう資格の話です.

膨大なベースがあってその上に何かが乗っていきます.

それが仕事になり, 役に立つことに繋がるわけです.

*** 文系でも同じ

社会学の大学院ではリーディングアサインメントが有名です.

数百ページの英語の文献を数冊渡されて,

来週までにこれらを読んで, レポートして, まとめて, 意見を述べる課題です.

こうなると研究レベルで最初の「情報化社会が云々」という話になってくるが,

やはり求められる能力は似ています.

*** 大学受験で要求される能力まとめ

身につけるべきは次の能力だ, という話でした.

- 大量の情報を的確に記憶する能力.

- 大量のタスクを的確に処理する能力.

- 自らの能力を示す能力: アウトプットする力.

受験の時にも当然これらを鍛えないといけません.

特に国公立はセンターがあるので,

実際にやるべき内容が膨大にあります.

*** どうやるの?

これらをどうやって勉強していけばいいでしょうか?

そもそもある種の根性以外に何かいい方法があるのでしょうか?

元が無茶な要求ですから, 当然楽な方法ではありませんが,

効率がよく効果的, しかも定評のある方法はあります.

これからその勉強法を紹介していきます.

** こうやって勉強しよう

ここからはゲームを例にしていろいろ説明していきます.

例に出すゲームが古いかもしれいません.

そういう場合は適当にいいゲームなどを想像してください.

これは宿題でもあります.

最初は大雑把な話をして,

それから手を変え品を変え,

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