【爆笑】マイペース夫婦の出産日記~本格陣痛~

本格陣痛は意外になかなか来ない・・・

さてさて、陣痛が弱いため家に帰された日、

夫は朝食後すぐに旦那のお母さんに電話した。

 ※我が家は旦那の実家と距離が比較的近く、かつ仲良くさせてもらっているため

  出産後は旦那の実家にて数ヶ月子育てをすることとなっている。


お昼ごろ、お義母さん到着。


お義母さん「陣痛はどんな感じなん?」

私「まだ本格的じゃないらしいんですが、かなり痛いと思います。。」

お義母さん「その様子だと、まだまだ痛くなると思うよ。笑」

私「マジですか・・・。」

お義母さん「このままズルズルと陣痛が続くのも辛いだろうし、軽く部屋の中を歩いて

      陣痛を促したら?」

私「そうですよね!このまま数週間だったらホンマ辛いですし。」


外に歩きに出ても良かったのだろうが、まだ外は寒さが残る初春。

狭い1LDKの中を行ったり来たりすることとなった。

名探偵コ●ンの撮りだめを見ながら。

陣痛感覚にもよるのだろうが、この時の私の陣痛感覚は約15分に1回。

ちょうど30分番組のCMが入る時間が近づくと「もうすぐ陣痛か~欝」という感じで

時間を確認しながら、テレビを見ながらぐるぐると部屋の中を旋回。

本来なら録画番組を見るときは文明の利器のお力を全力で利用しCMをスキップするのだろうが、

そんな余裕はなくバッチリCMも見させていただいた。

 (そのほうが陣痛間隔とCMタイミングがマッチして

  陣痛の痛みに備えやすかったしね!←ポジティブ笑)



いつの間にかお陽さまはおウチへ帰ろうとされしている。


お義母さん「もう少し時間かかりそうやし、明日また朝来るわ」

夫「よろしく~」

お義母さん「もしなんかあったらいつでも電話してや~」

・・・ということで唯一頼りにできるお義母さんご帰宅。



さて、そんな硬直状態続く夜9時。

なにやら雲行きが怪しくなってきた。

私「結構痛いかも」

夫「マジで?ホンマに?ホンマに?」


病院に確認すると、陣痛間隔は10分くらいで、まだおしるしもなく

かつ病院と家が非常に近いので、もう少し自宅待機(間隔5分くらいまで)で、と言われた。


夫、やや安心した様子。


夜10時、間隔は6分弱になってくる。

なかなか間隔5分にはならず悶々とする私。

ちょくちょく訪れる痛さと痛さの狭間で、痛みを忘れるために私はひたすらテトリスを行う。

(数分という短い時間で完結するし、集中できるから意外に陣痛に耐えるのにテトリスは向いている。

 ・・・と思う。)


いよいよ病院へ

テトリスを行うこと2時間、夜中の12時に気づくと陣痛間隔4分に。

私「陣痛間隔が4分になった。病院行こう!」

夫「ホンマに?ホンマに?」

病院へ電話。

病院「では荷物を持ってお越し下さい」

私「病院に来てってさ。」

夫「ホンマに?また帰るとかない?今夜中やで」

ここで発覚する夫の真実

そう、夫はまた病院に行って戻されることを恐れていたのだ!

なんと薄情なやつ!!!!(笑)


タクシーに乗るべく外に出る。

ラッキーなことに、ウチの近くにタクシーの給油所があったため、タクシーはほどなくつかまる。

そこでまた、夫の真実発覚。

タクシーに乗るためマンションの出口から出たところで、私は陣痛に襲われる。

とてつもなく痛いので、とても歩くことができない。

そんな中、我が夫は

夫「ほら、●●(私)、タクシーが待っているから早くして


おいおい!それはないだろ!!

こちらは今までに経験がないくらいの腰の奥の鈍痛に耐えまくっているのに!

なんたる仕打ち!!

・・・と思いつつ、文句をいう元気すらもうない。


ちなみに、後日このシーンについて文句を言ったところ、

夫「え?あの時ってそんなに痛かったん?

  昨日の病院の隣の部屋の妊婦さんみたいではなかったから

  てっきりそんなに痛くないのだと思ってた」

とのこと。

昨日病院での経験がまさかこんなにマイナスに働くとは。笑

そして夫よ。事前に出産について全く調べていなかったのだな。。。



ようやくタクシーに乗車。

時折くる痛みに耐えている私に対して、夫は外を見ながら感慨深そうにいう。

夫「ねえ●●(私)、桜が綺麗やで!」

・・・。



極めつけ。

病院到着後、病院の入口まであと10mくらい。

目の前には病院に運び込むのか荷物を運んでいる業者さんのお姿。

夫、期待通りに

「●●(私)、早く!邪魔になるで~」



・・・つづく。

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