★天使になった我が子に会うまでのお話。ー葬祭業で培ったスピリチュアル思想で乗り越えた❓家族崩壊・妊娠中絶・異常妊娠・誕生死・マタハラ・子宮頸ガン後遺症・不妊治療・動物愛護ボランティア活動はじめる。を経験した話し…【おくりびと編】

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江原啓之のスピリチュアルイズムだった。


心から救われ、スピリチュアルに目覚めたきっかけの本はこれ↓

オーラの泉など出演していた江原さん。その頃、空前のスピリチュアルブームだった。

ある一節…『人は肉体が無くなっても、魂は死なない』

私の長年、追い求めていた答えだったー。


妊娠中絶体験「いのち」

二十歳の夏、今の夫との間に子供を宿したが…

中絶するという選択をしてしまった。妊娠3か月だった。

私自身、子供が欲しいと思った事はなかった「産む」という事に凄く恐怖を感じていた。

スピリチュアルな事を学んでいたのに…こればっかりは経験が足りなかった。

家庭崩壊し、家の事で病んでいた私は、まだ子供を育てる準備が出来ていなかった…。

手術し終わった後、一つだけ心に決めた事がある 次、妊娠したら絶対に産む!


葬儀業界で、活躍する女性達…

母はTと付き合うようになり、すっかり女になった。

女性ホルモンUP↑

そのうち…Tが一人暮らしする家&葬儀屋に頻繁に出入りするようになる。

娘としては、母が女になっていく姿を見るのは痛々しかった(笑)

母は、目鼻立ちがハッキリしていてよくハーフ?と間違えらる顔立ち。

※あっ、ハーフではありません。日本人です。

母は、性格はサバサバしていて男っぽく。パチンコもタバコもたしなむ人

周りの、女性スタッフからは、とても慕われていたと思う。

葬儀関係の社長さんから、寺の坊さんまで、幅広くモテた方だったと思う。

仕事を貰うのも上手いもんだった。女社長というものは恐ろしい。



↑※母ではありませんが、若い頃の母に良く似ているのがあったので(笑)

フィーフィーまたは、名倉潤。←男やんw



葬祭業は、高額アルバイト



母の会社で働くスタッフは30代~40代の子供がいる主婦が多く、気の合う優しい先輩もいれば…

中には、性格がヤンキー?キツイ女もいたが…血液型がB型の女性が多く

私も自由人theB!←父の遺伝子受けついてもうた(笑)


助け合い精神で、のほほんと春の空気が漂う…そんな職場環境で心地よかった(*^▽^*)


交通費は出なかったが、現場まで車で行く人が多く、私は同じ現場に行く人によく便乗して車に乗せてもらい、交通費を浮かしていた。


↑あつかましい奴


現場が違えば、電車やバスを使いあちこち行ったが、近場の会館もあれば…

電車で2時間かかる会館もあるし、初めて行く集会所や寺、自宅施工の時は

Googleマップで調べて印刷して行くが…入り時間に間に合うかドキドキしたものだ。


母の葬儀人材派遣会社は、多い時で約9社の葬儀屋と取引をしていた。



【葬儀屋から仕事の依頼をもらう】→【自宅待機のスタッフに仕事の依頼】→【各葬儀の規模に合わせた人数を各葬儀屋に派遣させる。】




冬などの忙しい時期は人手不足で応援要請を他社にする事もあったし、こちらも取引先以外の葬儀屋に出向く事はあったが、初めての葬儀屋で初めて会うスタッフと一緒に仕事をするのは嫌だった。


羽振りのいい性格の母は、よくスタッフにご馳走したり…ガソリン代を渡していた。



みな、アルバイト雇用で、お通夜・告別式と2日間のセットが基本で 1日/¥10,000位が平均

もちろん仕事の出来る人は+2000~3000円くらいは多かった。

私は、社長の子でありながらも…給料は一番最安値!( ;∀;)日給8,000円くらいだった。


通夜・告別式以外にも、初七日手当というものがあった。これは、告別式の後に仏式で執り行う儀式



流れとして▶通夜→告別式→出棺→精進料理→お骨あげ→初七日法要→解散!乙

初七日法要は親族だけで執り行われるので通夜・告別式よりか人数も減るので、緊張も和らぎ

私はこの、初七日手当でなんとかやりくりした。





葬儀の仕事は日々、勉強。



だいたい、会式の3時間前に現場に入り、お通夜や告別式の準備をする。

葬儀といっても仏式から神式に、キリスト教、無宗教、わけのわからん宗教とけっこうある。


それぞれの宗派に合わせ準備する物も違えば、式の流れも違ってくるので覚える事は多く、日々メモを取り集めたが、歳の一番若い私は…先輩に頼りっきりでその日をやり過ごすという感じ。


私が任される準備はと言うと…供養品を袋に詰めることくらいだ。←簡単誰でも出来るよ

しかし、こればっかりやっていると日に日に供養を入れるスピードも速くなり!供養詰めの達人になったと勝手に思っている。


始めの頃は、いつも良くしてくれた元デザイナーの葬儀屋の社長さんの現場に行くのが楽しかった。

母が独立する時に多大なる力を貸してくれた恩師で、ハゲ頭のピッカピカの社長さん(笑)

通夜が終われば、母のスタッフと、司会の業者さんらとご飯を食べに行きその日の現場のプチ反省会や仕事のイロハを教わったり…

みな私よりだいぶん年上で私は16からずっと年上の人に囲まれて仕事をしている。


元葬儀の現場を知る私が語るブラック葬儀

葬儀屋が執り行う葬儀の他に、市の職員が執り行う市営葬儀は割と安いが、花祭壇や棺はノーマルで好きな物を選ぶことが出来ない場合が多い。

また、会員になり年会費を積み立てるタイプの葬儀屋もあるがこれは危険だ…含まれていない備品があるのでさらに、お金を追加で支払わなければならない事が多くハッキリって損をする。

100万とか300万とかの値段設定のプランがあるが実際にかかる費用なんて知れてる。

暴露してしまうと…祭壇を作るのにまず生花がいりますが、花の単価はそれほど高くないです(笑)

それに、花は何処の葬儀屋も使いまわす場合がけっこうありました。


1日で2軒かさなった場合→午前A家 告別式→午後B家 通夜でA家で使用した生花を他の種類の花と混ぜ見た目を少し変え差し替えたりして誤魔化す事も。

酷い時なんて、供花ってあるじゃないですか?これなんてそのまま札変えるだけで使えますからね。

一基だいたい10,500円で原価はめっちゃ安い(;^ω^)しかも使いまわすって事は丸まるの儲けですよ。

↓供花 板の所に名前が入る


狂い始めた歯車

母が葬儀屋の社長Tと付き合う様になると、Tのちっこい会社はどんどん急成長を辿る。弟もたまにこのTの会社でバイトをし葬儀の仕事を経験する。田舎町の葬儀屋だが町会や商工会に入っており社交的でなさそうなTは以外に抑えるとこは抑えていた。そして、母はこのTの会社に貢献し、母は社交的で明るい性格の為どんどんこの田舎町の葬儀屋で力を発揮する。おもに、母の仕事は葬儀の司会で、式進行をする大事な役割なのだ。

Tとの交流は家族ぐるみで付き合う様になり、週末は私の彼氏もTの家に泊まりに行ったり北海道旅行もTが全額負担してくれるというので行ったりもした。私の二十歳の誕生日はこの旅行の日とかぶった

スタッフも母とT社長が付き合う様になった事は薄々気づきだすー



人生の岐路に立つ

次第に…母は自分の派遣会社の運営を邪魔くさがり私にしないかと?話を持ち掛ける。

この時私は、若干まだ21歳とか2です。悩みましたが答えは決まってました。

やりません!後は、継ぎません!

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