22歳で無計画に会社を辞め、無資金で学習塾を開いた、【無謀女子な結末】は○○

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後編: 【続編】26歳自由な無謀女子が、田舎の商家の後継ぎと結婚すると○○

星が落ちてきたわけでも、

胃の弱いお局様に意味のないことをねちねちと言われ続けたわけでも、

前頭部がまるで発光しているような上司に

セクハラされたわけでもない。

ただ、

みりえ
あきた。

【☆彡1、ただ、あきた】


 30年前、その頃ちょうど男女雇用均等法なるものができた時代だった。

 女の子は短大に行くのがふつうで、その後事務OLになるのがあたりまえだった。

 短大を卒業して勤めたところは、会社の頭のいい人たちが集められている企画部、というところだった。

 上司たちは、おしゃれでリベラルだった。

 彼らはいつも忙しかったけれど、女子社員の仕事はひまだった。


上司
本読んでていいよ。

 会社に行きながら、日がな読みたい本を読んでいた。

 上京して一人暮らし。家賃、食費、洋服代、付き合い費。そんなものを払うと、いつもかつかつだった。

 それでも、一部上場会社で、上の状況を考えると、辞めたいと考えるものはいないだろう。

 けれど、23歳の私は、辞めたいと思ったのだった。


あきた。
あきた!
あきたーー!!



ざますさん
あきただなんて、不謹慎な!
ざますさん
人間、辛抱が大事ざます!!
ざますさん
何事も、続けることが大事ざます!!!

 そんな周囲の声をふりきって、22歳の私は、会社を辞めた。

  なんの計画もなく。

 資金もまったくなく。

 勉強できたから、学習塾でもやろうかな。

 そんなテキトーな感じで。


【☆彡2、学習塾を開いてみるものの】


 実家に帰って、まず教室は自宅にした。十畳の部屋があったので、そこを使うことにした。

 ホームセンターで板を買い、苗字をもじった塾名をペンキで書いた。

みりえ
sanjuku
山 塾

 外壁にかけて、看板の完成だ。

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