どタイプ家出少女
スカウトをしていた時。
当時からすでに街中でスカウトしていると
条例のおかげであわよくば逮捕されるなんて事に。
そんな厳しい感じだったので、
出会い系などを駆使してスカウトなどもしていました。
そして僕はそのサイトを通して…
1人の家出少女と出会ったんです…
ある日。
部下は全員帰宅して1人で帰る準備をしていると、
出会い系サイトからメールが届きました。
【今、渋谷で暇してるんですけど遊びませんか??
仕事探してるとかじゃなくて、
ぶっちゃけお金助けてほしいんですけど!!
よかったら返事ください。】
送られて来た写メがとてつもなく可愛かったので少し疑いました。
当時から嘘の写メを載せる子はたくさん居ましたからね。
ですが渋谷は帰り道だったのでとりあえず会ってみようと、
連絡をして渋谷のモアイ像の前で待ち合わせをすることになりました。
正直、なにも予定も無くて暇だったんです、はい…。
モアイ像の前に着くと、僕に気づいた彼女が声をかけてきました。
トリン◯ル似の家出少女
『こんちわっす!!
本当に来てくれたんだ。
あたしじゃダメっすかね?
こっちはオッケーなんですけど!!』
リュウ坂口
「ああ…いや………」
彼女は写メ通り、とてつもなく可愛かったんですが
服装が全身グレーのスエット。
キャリーバッグを持っていました。
リュウ坂口
「えっと…
家出してる感じ??」
トリン◯ル似の家出少女
『20っす!!
家出…してます(笑)ね!!
バレバレっすかね…』
リュウ坂口
「正直さ、スカウトしようと思ってたんだよね…。
家出かぁ…んん」
トリン◯ル似の家出少女
『うちの顔ダメっすか…
シャワーも浴びたいしお金無くて何も食べてないし…
とりあえずご飯おごってくれません!!
それで話しもして気に入ったらお願いします!!』
すごいポジティブで図々しい言葉だな…。
でも、僕はガツガツ来られるのは嫌じゃないんですよ。
どうせ帰っても暇だし…
リュウ坂口
「じゃあ俺も暇だし、飯食いに行くか!!
でもそんな家出してますばりの女と歩いてたら
警察に補導されちゃうよ。
服買ってやるから着替えてくれない?」
ちょうどパチンコで大勝ちが続いていた僕は、
かなり気前が良くなっていました。
彼女はまじっすかー!!
みたいな感じでハグをしてきましたね…。
渋谷のセンター街の奥にあるギャル系の服屋に行って、
シャツにジーンズに靴に小物。
女の子の服ってブランドにこだわらなければ激安ですよね!!
全部買っても1万円でお釣りがきたんでビックリしましたよ。
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