できることを見つけるゲーム

著者: 高津 諒
〜しちゃいけない
〜しなきゃいけない

いけない事ばかり作るゲームの虜になった

他人から社会から
色々な制約が加わって

更に自分でもルールを追加する
自分は〜しちゃいけない
自分は〜しなきゃいけない と

そうなのか

行ってはいけないルートばかり作ったら
行けるルートは数少なくなってしまう

もし、その限られたルートが
あまりにも 苦痛だったなら
そのルートさえも閉ざすだろう
行き場がなくなれば
自分の殻に埋もれ呼吸なんて出来やしない

人生は 出来る事を見つけるゲームなはずだ

金を稼いだり
誰かを助けたり
誰かや 何かにとって
スペシャルな存在になりたかったり
なんて思うけど

そんなもの どうだっていい事だ
人は誰しもが!
特別な 何かになる必要はないし
誰も僕が 特別になったって
ならなくたって 気にわしない

やっちゃいけないルートや
できないことを身に付けるRPGなんて
くそったれだ
むしも
クソの足しにもなりゃしない

元々 何も出来ない状態で生まれたのだ
言葉を覚え 遊び方を覚え 
できることを見つけるゲームだったはず
いつから 
できない事、しちゃいけないことばかりを見つけるゲームに加わったのだろう

できなかったら それでいい
できる奴がやったらいい
やらなきゃいけないことなんて
空気を吸って 吐くこと位だ
〜するなと言われたら しなきゃいい
していい事を探せばいい

よし 僕は 今日 なんかしら
できることを見つけるゲームに参加する

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