夫の墓に入りたくない? 死後離婚
去年のテレビ
「あさイチ」で
「夫の墓に入りたくない!?」
をやっていた。
既婚女性1500人にアンケートすると
59.1パーセントが
「夫の墓に入りたくない」
その理由は
「墓を継ぐ人がいない
子どもに面倒をかけたくない」
が4位で25.1%
とかなんだけど
1位:知らない先祖代々と一緒は嫌。
39.9%
2位:遠い、ゆかりのない土地は嫌。
32.3%
3位:大嫌いな夫の両親と一緒は嫌。
30.7%
8位:夫が嫌い。
13.9%
ってのが出てくる。
ここで
「夫の墓に入りたい妻」と
「入りたくない妻」
の座談会になる。
夫が嫌いだから
「死んでから墓を別にする」
っていう
「入りたくない妻」に
「入りたい妻」が聞く。
「死んでからっていうより、
子どもを抱えた主婦が
経済面で自立するのは、今の日本では難しい。
東洋大学のライフデザイン教授
井上治代氏は言う。
「死後離婚は日本的。
生きている間は堪えて、死後別にする」
これはやっぱり、
堪えざるをえない女性たちの現状なんでしょうね。
で、
ゲストの小島慶子さんが言う。
「死後のことを語る時だけ、今の不満をどうどうと言える。
死後のことを語る形でしか
発散できないものをためこんでいる人が
それによって、
少しでも気持ちが楽になるんだったら
『私は入らないの』ってことで、
なんとか毎日をしのげるんだったら、それもありかな」
で、
番組の終わりの視聴者ファックス。
「先祖代々っていったって、
そんな昔から日本にちゃんとした墓なんかなかった」
っていう意味の発言。
で、井上治代氏。
「『~家』の墓って
庶民がちゃんと持てたのは、明治以降。歴史は浅いい」
つまり
先祖代々の墓。
とか、ちゃんと守らなくちゃ。
っていうのは
けっこう、思いこみだったりする。
で、
狭い世界にとらわれると、苦しくなってくる。
そんなもん、庶民にはもともとなかったんだよ。
って
思いこみをとっぱらうと、世界が広がって、楽になる。
でね、
究極的に言っちゃえばね、
チベットの宗教なんかによると
物も人間も、「光」でしかない。
そう思ったら、
いろんな悩みは、けっこうすうっと消えていく。
どうどうめぐりの悩みとか
怒りとか
恨みとか
人を老化させるから、気をつけたいよね。
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