「夢のマイホーム」購入は、まさに夢であり妄想だった...
さらに!
これも当たり前のことだけど分かってない人がいるのでビックリなんですが、
「売る」ってことは「買う」って人がいなければ成立しないわけで、なんだって売れるわけではない!
当たり前ですよね? そんなの。
にも関わらず、多くの人間は売れるに決まってると思い込んでる。
「いざとなったら資産になるので」なんて、いろんな会社や国が、いろんなメディアを通じて巧みに洗脳してくるが、現実構造としては資産を手にしているのは彼らであって、実際は消費者だけが負債をかかえるという仕組みです。
こないだもマンション偽造問題など話題になっていたけども、当然、あんなふうになってしまったマンションの価値は一気に下落する。こんな偽造されたマンションを一体誰が買うのか?
腐ったメロンなんて誰が買いますか?
腐った納豆なんて誰が買いたいですか?
いませんよ。一部の変態しか。
つまり、売りたくても売れない。安くしたって無価値なものは売れないのです。
結局は買った本人の買い物失敗ってことで、誰が助けてくれるわけでもないのです。
ですが、賃貸であればどうでしょう?
仮に何か重大な問題が起きたとしても、来週には別の住まいへ、ピョン!と移動できます。
ショックなのは大家さんだけで、僕らには精神的ダメージも金銭的ダメージもほぼ受けません。むしろ引越しが楽しみね。とすら感じるでしょう。要はこの身軽さです。
選択の自由が最大の武器になる、この時代
リスクを背負ってでも完全固定型の脱出不可能なマイホームをわざわざ買い、それを人生の後半戦まで背負って生きてくことは、果たして正しい選択だと胸を張って言えるのでしょうか?
当然、絶対的な答えなどありません。
だから、「正しい選択だ!」と100%自信をもって言える人は買うべきだと思いますし、本当に必要なんだとも思います。しかし、そうではなく心が揺れ動いてる人は、もっともっと、よく考えてほしいのです。
必要最低限の深いレベルまで。
頭を冷やせば、「あ、いらないわね。」と思うかもしれない。
興奮状態では、良い買い物(良い選択)は、絶対に出来ません。
とにかく、
いったん自分の夢は横に置いといて、
冷静に現実を見つめるのです。
余談ですが、
「子供の将来のためにも」
とかなんとか理由つける人もいますが、実はそれも大ウソであることが判明してしまっているのです。
心理学や、行動経済学のあいだなどで言われているのは、
「本当は自分達が夢のマイホームをほしいだけであって、その理由付けとして、いろんなものを自分たちに都合よく上乗せしているだけにすぎない」
ということを言っていて、あーなるほどな〜と納得したのを覚えています。
まぁ、それには僕も薄々気づいていましたが、実際よくある例として、家などを含めた何かしらの資産を親が購入してしまったばっかりに、そこにいる子供は将来、家から出れない、地元から出れない、あるいは借金の肩代わりなどといった状況に自動的になってしまい、本当はどこかへ飛び出したいかもしれないのに、たくさんのことに挑戦したいかもしれないのに、親たちが親たちの都合で子供に制限をかけてしまっている。
「これでいつでも結婚できるわね」じゃないわけです。それは反面、「これで老後も子供たちが面倒見てくれるから安心だわ」という汚い心がどうしても見え隠れしてしまうのです。
子供にとっては、勝手に自分の人生を決められてしまうわけですから、残酷としか言いようがありません。
要するに、そこすらも考慮して購入に踏み切ってるのか?ということを聞きたいわけです。
もし仮に、ここまでロジカルに考えて決断、購入できた人であれば、何か問題が起きたとしても後悔の念は生まれないはずですし、周りに迷惑をかけることもないでしょう。
しかし現実は、そういう人が圧倒的少数なわけで、やはり踊らされるだけ踊らされて後になって後悔し、とことん周囲に迷惑をかけ、最終的に自分の価値をドン底まで落とすはめになるわけです。
はっきり言ってしまえば、結婚もマイホームも所詮は幻想で、「素敵なものですよ〜」「素晴らしいですよ〜」と、いろんなところから、いろんな人達が、いろんな形で情報操作しているだけですよ。我々はそれにただ乗っかって流されているだけにすぎず、自分の意思で選択したと思い込んでいるだけにすぎないのです。
「全米が泣いた!」
泣いてませんよ。はっきり言って。
冷静になって自分に問うてください。
「自分はなんのために生まれてきたのか?」
それを問うた時、
私の人生はマイホーム購入です。という洗脳から必ず脱出できるはずです。
個人的に言わせてもらえば、住めればどこでもいいじゃない?と思います。
マイホームなんてお金の使い道に困っている一部の贅沢人のための買い物だと思います。
せっかくの人生ですから、本当にやりたいことのために、大事なお金を使ってもらいたいなと心から思いますよ。
ここまで読んでくれたあなたへ、最後にこの言葉を贈っておきます...
「一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。
なぜなら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。」
ソクラテス
ちなみに向後さん
家を買ってからちょうど20年がたった今、
奥さんと離婚し子供とも会えなくなってしまったそうで...
家はどうするのかな...?
現実世界って厳しいですね。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
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