私の恋はとっちらかる?

著者: 山崎 理恵みりえ

といっても、ずうっと昔のことだけれど、

そう、中学2年生の頃、


たぶん、1人の男子に、ものすごく好かれていた。

で、毎日ちょっかいを出される。

思うんだけれど、女性はたぶん、

はっきり言われなくても、相手の想いは、たぶん無意識で感じとっている。


で、その想いが強いと、それに反応して、自分もだんだん好きになる。

あ、ストーカーとかは別ね。

(その想いは、気持ち悪さとして伝わる)


たぶん、女性は、そんなふうにできている。

(男性性の強い人は違うかもしれない)

自分の女性を押し殺していると、また違ってくると思う。


で、私もだんだん好きになっていくんだけれど、

ある日、その男子が仲良くしている女子2人に聞かれたのだった。


クラスメート
**君のこと、どう思う?

おそらく、その男子の気持ちを聞いていて、

「じゃ、気持ちを聞いてきてあげる」

というあのノリだったのだろう。


で、私はなんと答えたでしょう。


なんと、


なんと、


な~んと



中学生のみりえ
気持ち悪い。もう、ものすっごく気持ち悪い。


はい、信じられないですよね。

自分でも信じられないです。


その後、その二人とその男子が廊下で暗い顔で話し合っているのを見た。

で、ど~んと落ち込んでいるのを見た。

そして、その後、その男子は私を避けまくった。


それはそうでしょ。

そんなこと言われたら。


傷つけましたよね。

その状況、8割は、わかってました。

でも、はっきり言われたわけではないので、

確信もできない。


でも、傷つけてしまったことはなんとかすればよかったのにな。

と今は思う。

そんなこと言われたら、

誰でも傷つくのだから、そこだけは、言葉足らずでも、

相手の傷がやわらぐように補修すればよかった。



のだけれど、

中学2年生は、その補修もできないわけです。


で、そんなひどいことをつい口走ってしまった理由は、


心の声
てれ


たんなる、てれ、です。


「てれ」で、とっちらかった行動になっちゃうんですね。


で、この経験をいかし?

元夫に出会った時には、とにかく気持ちを伝えまくった。



でも「てれ」があるから、

そこを抑えようとすると、これはこれでまた、

かなりとっちらかった行動になっていた。


若者たちの恋は、こんな感じで、お互いのずれで、

なかなか思うようにいかないのだろうな。


その男子は、まさか単なる「てれ」で、

「気持ち悪い。もう、ものすっごい気持ち悪い」

なんて言われたなんて、思いもしなかったろう。


といいながら、大人になってだいぶたつけれど、進歩した感じはまったくしない。

恋活しようかな。

あ、男性じゃなくてもいいんだけれど。

えと、恋じゃなくてもいいっていうこと。

心をものすごく通じ合わせたいのだね、私は。


そこはたぶん、私にとって、とても大事なんだ。

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