あなたのその「よかれ」が、子供のやる気をうばっている

著者: 山崎 理恵みりえ

お子さんの引きこもり、やる気のなさのコンサルも多い。

お子さんのことなので、お名前、お写真は出せないし、

個別なことは出せない。

 

これまで合計12年の学習塾経営からの経験を含め、

全体をまとめてみたい。

 

人はそれぞれ違うから、「こうだ」とは言えない。

が、おおまかな傾向というのはある。

傾向ということで読んでもらいたい。

 

お母さんが、優秀な場合が多い。

お父さんが、優秀な場合も多い。

 

両親が優秀なので、その優秀なものを基準とする。

優秀をあたりまえとして、あたりまえに子供に要求している。

 

お母さんができてしまうので、子供の学習でも宿題でも、

先回りしてやってしまう。

勉強を見てあげるのはいいけれど、宿題などお母さんがかなり手をかけてしまう。

 

子供は、自分一人で「ああでもない、こうでもない」と考えたり、

失敗したりする機会をうばわれてしまう。

 

目の前のことは、いい成果が出る。

いい点数がとれ、いい成績がもらえる。

だから、お母さんお父さんは、「よかれ」と思って続ける。

 

けれど気がつくと、子供はやる気を失っている。

自分で考える力、チャレンジする力がなくなっている。

ひどい状態になれば、外のストレスに耐える力がなく、引きこもりになる。

 

(注; 全員そういうわけじゃない。子供の感受性が高い場合、

子供の才能、強みが強すぎる場合、いじめの場合もあるので、

お母さんは自分を責めすぎないようにしてくださいね)

 

お母さんは、いつも子供のことを考えている。

 

どうしてだと思う?

「自分の問題」に向き合うのが嫌だから。

子供のことを考えることで、それをごまかしている。

だから、「子供のため」と言いながら、それは自分のためなのだ。

自分のひまつぶしなのだ。

 

子供は、そういうこと、言葉にできなくても、わかっている。

みんな、伝わっている。

 

澄んだ水(愛情)を与えられれば、芽はすくすく伸びる。

塩水(濁った愛情)を与えられれば、芽は枯れてしまうのだ。

 

子供から、自分で考える力。

自分で創る力。

自分で遊ぶ力。

自分で失敗する力。

転んで立ち上がる力。

 

そういうものを、お母さんは、お父さんは、うばっちゃだめなんだよ。


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