facebookでメッセージを送った相手が次の日死んでしまった話 カネ無し・コネ無し・コトバ無し・英検5級で海外で仕事②

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前話: facebookでメッセージを送った相手が次の日死んでしまった話 カネ無し・コネ無し・コトバ無し・英検5級で海外で仕事①



台風YOLANDA(台風30号)の情報は

インターネットやテレビを通して知りました。


ホストマザーはなぜ亡くなったのか?…

他の人は無事なのだろうか?…様々なことを考えます。






そうだ、フィリピンへ行こう」

思っていても始まりません。

とにかく任地へ戻りたいと思いました。


しかし・・・落ち着いて、冷静に考えます。

11月8日に台風が上陸し、11月中旬、下旬にレイテ島へ向かったらどうなるだろう?


恐らくそのままレイテ島へ向かっても、

被災者の水や食料、寝床やトイレを供にしなければ、ただの足手まといになります。

災害直後に現地へ行ける人は「医者」「救助隊」「自衛隊」くらいです。

自分で寝床や水、食料を持って行けない人は、災害直後被災地へ入るべきではないと思いました。


はやる気持ちを押さえ、今できることを真剣に考えました。

まず自分が「出来ること」「やらなくてはならないこと」は何か考えました。


殆どの日本人にとって観測史上最大の台風が上陸したフィリピン共和国のレイテ島なんて、知らない島に違いありません。そのため、まずは多くの方に今回の災害を知ってもらうことから始めました。


1度に多くの方へ知ってもらう方法・・・何かないかな?

色々考えた結果「多くのメディアを通し、多くの方に知ってもらう」との結論になりました。


1度に多くの新聞社、テレビ局へ配信される共同通信へ情報提供し取材してもらおうと考えました。



共同通信は共同通信加盟社へ情報が送られるので、うまくいけば日本全国の新聞社へ台風30号の詳細情報が送られます。


そう思っていたところ、青年海外協力隊時代の共同通信の繋がりや、JICA経由で共同通信から私の携帯電話に連絡がはいりました。


共同通信
共同通信の○○と申します。
土田さんの携帯で宜しかったでしょうか?
はいそうですが?
(思っていたら本当にかかってきた・・・)


思っていたら、本当に共同通信から連絡が入り吃驚しました。


その後レイテ島で活動していた隊員として、NHKやテレビ朝日のモーニングバードに電話出演させてもらい、地元新聞も大きく取り上げてもらいました。


また、日本経済新聞へ掲載させてもらい、大きな反響となりました。

(当時の記事)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1300K_T11C13A1CC0000/
















さらに数日後、私の携帯電話へ知らない番号から電話が入りました。

電話に出てみると・・・





「あqswでfrgthyじゅいkぉつーちーだーんさ」


なんだこれは・・・





私はイタズラ電話だと思い電話を切ってしまいました。

その後もう1度同じ番号から電話が入りました。恐る恐る出てみると大人の男性からでした。




「園児がいきなり電話に出まして大変申し訳ございません。」


その電話は徳島県のナーサリー富田幼児園の園児からの電話でした。

詳しく園長先生から話しを聞くと、幼児園では新聞を使った教育を行っており、園児が地元新聞(徳島新聞)の中から私(土田)の記事を発見し、手助けしたいと申し出てきたのだ。


台風30号でレイテ島が被災し、土田が「多くの日本人にレイテ島の惨状をもっと知ってほしい」と言っている。園児達で出来ることは無いだろうか?じゃあ土田さんに電話しよう!!


そんなことで、色々なコネを使い私の携帯電話番号を探し当て、電話してくれました。今思えばよく探してくれたと思います。


↑(幼児園で作ってくれたフィリピン新聞)


そして園児から質問が来ました。

園児
どうしたらフィリピンの人達を助けられるの?
そうだね、お父さんやお母さんに新聞のことを説明したりして、沢山の人に知ってもらうことが大切だよ。
園児
その後は?
・・・募金活動などかな。
園児
わかったー!!


園児の力と行動力は、驚くものがあります。

数日間で多額の募金を集め、私に台風の被災者のために使ってもらいたいと申し出てきました。


私は「このお金を被災地へ必ず届ける」と約束し、フィリピンへ向かう計画を立てました。

そして2014年3月。被災地が落ち着いてから、私はレイテ島へ戻ることにしました。







しかし

「戻りたいけど戻りたく無い」





気持ちは複雑です。

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