【社会人編⑨】ユニークで本質的な採用選考を貫き通して得たもの

前話: 【社会人編⑧】女性を活かせる会社作りの裏にある女の戦い

1人1時間の採用面接でやりたかったこと


入社して4年。

念願かなって、私は我が社の人事部長になりました。

人事部は、私ひとりですけど(笑)


面接で話を聞いて求職者の方の実態を掴み、

面接で質問に答えることで

自分や会社のメッセージを明確にしていきました。

練習しながらうまくなるといういつものパターン(笑)


そして、面接はひとつひとつ全力で行っていたので、

1時間以上になるのはザラ。


しかも、しっかり工場見学なんかもして、

会社を全部見てもらいました。

あまりに参加者が多いときは

ツアー組んでまでやっていました。


実際、場数を踏んでくると、

最初の5分の印象が、

1時間面話しても覆らないこともわかりました。


だけど、私の採用面接は、

うちの会社にとって都合が良いか悪いかを

見るするためにやっているんじゃありません。


求職者が

「自分が長く働く会社としてベストか」

を判断するために、しっかり時間を取るのです。



驚きの「一次選考全員通過」の理由


私の行っている採用選考は、

一次選考の面接は、

よほどのことがない限り、希望者は全員通します。


そう言うと、

求職者の方も媒体の営業マンも驚きますが、


しっかり時間をとって面接するので、

実際のところは

うちの会社に合わない(=選考落ちになる)人は

本人もうちを選びません。


会社の面接と言ったって、基本は人間関係なので。


そして、一次選考通過を基本保証するのは、

「通過すること」を

面接の目的にしてほしくないからです。


本来の目的は、

求職者の方が自分の能力や経験や個性を

存分に活かせる会社を探すこと。


就活は結婚に例えられますが、

まさにほんとそうで、

自分に「合う」会社がちゃんと探せばあると思う。


この会社だったらどんな苦労しても、

楽しく乗り越えられるだろうな、

という思いがあれば、

入社後に起こる大抵のことはなんとかなると思う。


そんな「合う」会社探しに

フォーカスしてもらうために、

多くの求職者が目標として来る

「一次選考通過」を最初に宣言しちゃいます(笑)



同じやり方なのに、結果が変わった


採用担当になってから

ずっとこのやり方でやってきて、

最初の2年は最後まで入社希望した人を

実質全員入れていたのですが(笑)


ついに今年になってからは、

入社希望者が多すぎて、

私が重要だと思っている価値観に基づいて

選考するという過程を作りました。


舞台美術工場に来て7年。


小さな成功体験も成果もあげていますが、

ようやく、

自分で「これ」と思える

成果を出すことが出来ました。


私が採用を始めてから入社した

最初の代のメンバーは、

もう三年生になりました。


みんな、本当にしっかり頑張ってくれていて、

ああやっぱり私は育成の仕事が向いているんだな、

とようやく自分の仕事の軸が決まってきました。




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