【おしゃべりな胎児⑤ 〜ママがやりたいこと、胎児がやりたいこと〜】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし
出産する場所をどこにしようか迷っていた時も。
近くには大きい病院もあるけど、助産院もいいかなぁって迷っててね。
でも『赤ちゃんはどこで産まれるかも、どうやって産まれるかも決めてくる』なんて聞いたことあったんだけど、ペルたんはこだわりないの?
無事に産んでくれればどこでもいいよ。
私もペルたんが元気で産まれてきてくれたらどこでもいいんだけど、助産院での自然なお産っていうのを体験してみたいんだ。
とまぁ。ナイスなジェントルマン!?っぷり。
(この時はまだ性別は分かっていませんでしたが)
こんな感じでそれまでの主張の強さからは一転、『ママ優先期』が訪れたのでした。
もしかしたら今までが自分(ペルたん)一番だったのではなくて、身体の欲求に素直に行動できなかったママがちゃんと胎児や身体に目を向けるように主張していたのかもしれないな。
そんな私が、ようやく身体の言うことを聞けるようになったから、ペルたんからのご褒美かもー♪
なーんて勝手に思っていたのでした。
胎児の頃からなんてママ思いの子なんでしょう。
ホロリ。
でもそんなペルたんの優しさににあぐらをかいて
つい無理をしかけるとすぐに
ってな具合に怒られるんですけどね。
そのおかげでついつい突っ走りやすい私もブレーキをかけることができました。
これは産後の今でも同じ。
産後の身体と心の回復にと活動とのバランスは赤ちゃんになったペルたんがいつも教えてくれるんです。
そしてそれはお腹の中にいるときからの、こうやって一人の人間同士としてペルたん(胎児)と私(ママ)のパートナーシップを築いていった延長上にあるような気がしています。
それが妊娠生活をうまく楽しむコツだよ♪
胎児がやってほしいこととママがやりたいこと。
主張が違う時もあれば、ママに寄り添って協力してくれることもあり。
胎児が仲良く協力してくれる時、ときに現実を変えてしまうほどのそれはそれはものすごいパワーを発揮するんです。
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お腹の胎児とのコミュニケーションは、最初はママも胎児も「はじめまして。」から始まります。
私とペルたんの場合はお互いに「こう出たら相手はどう反応するんだろう」って実験しながら楽しんでる感じがありました。
胎児は全部分かっていて、産まれ方も、産まれて来る日も、場所も、全部決めてくるなんて話を聞いたことがありましたが、ペルたんのように「特にこだわりはない」という胎児もいるのだと知って驚きました。もしかしたら胎児の性格によっても違うのかもしれませんね。
胎児からのメッセージを聞いてくれないと主張が激しくなったり、逆に拗ねてしまうこともありましたが、たくさんおしゃべりして仲良くなると、ママの言うことも聞いてくれたり、相談に応じてくれるようにもなってきました。
これって大人同士のやり取りでも同じですよね。
一対一の人間同士として、「私は何をしたいんだろう」「相手は何を望んでいるんだろう」という思いをお互い伝え合いながら関係性を築いていきます。
胎児とママとのコミュニケーションって、人と人とのコミュニケーションなんです。
お腹の中にいるときから関係性を築いていくのと、産まれてから初めてスタートするのでは、何かしら違いがありそうじゃないですか?
最初はどれが胎児の声で、どれが自分の声で・・・なんて区別しづらいと思いますが
妊娠中ってカラダが繋がっているのだからママ=胎児でもある時期。
明確に区別する必要もないと思っています。
難しく考えず
「いま、やりたいことはなぁに?」
ってお腹の赤ちゃんに聞いてみてください。
そしてポンっと出てきたことをすぐに実行してみてください。
やってみた人にしか感じられない「何か」があると思います♪
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◆このお話は、私の妊娠中の時感じていたお腹の中の胎児「ペルたん」とのやり取りを綴っています。
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