とある教室の片隅で 〜Misuzu's Lesson3〜

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著者: Asaka Misuzu

『えーセルフイメージ、高いほうがいいじゃない!』


『まぁね。

でも、もともとみんな、セルフイメージって高かったのよ。』


『えっ?どういうこと?』


『赤ちゃんがハイハイの4つ足歩行から、成長していくと

足で立とうとするじゃない?

でも、バランスが悪いからすぐに転ぶ。

で、ぎゃーって泣く。

でもまた立とうとするよね。で転んでぎゃーって泣く。

それがエンドレスで繰り返される。


なんでだと思う?


自分が立てるって知ってるからよ。

自分が立てるっていう確信があるからよ。

だから何度失敗しても諦めないし

諦める理由がないのよ。


でもだんだんと成長するにつれてどう?

ちょっとの失敗で諦めたり、自信を失ったりしてない?』


『たしかに。失敗はコワイもん。』


『でも赤ちゃんの時は失敗って思ってなかったよね。』


『失敗って思ってたら諦めちゃうよね。』


『そう考えると、赤ちゃんってめちゃめちゃセルフイメージ、高いと思わない?

立てないはずがないっていう自信がある。

そこに何の根拠もないじゃない?

ある意味、最強の自信かもしれないわね。』


『いつから私たちは最強の自信がなくなっちゃったのかな〜?』


『ん〜きっと他人から刷り込まれたのよ。

何かうまくいかなかった時に人に笑われた、とか

バカにされた、とか怒られた、とか。

くやしくって泣いて、こんな思いをするなら

もう二度と失敗したくないーーーって思っちゃったりとか。

まぁ、要因は沢山あると思うのだけれども。


でもね、もともと私たちは赤ちゃんだったんだから

最強の自信、持ってたのよ。

それを思い出すだけね。』


『それはそうかもしれないけど・・・

そうは言っても今は・・・』


『うん、たしかに思い出すのは難しいかもしれないわよね。

かくいう私も絶対の自信ってないもの。


だからそんな時は“かもの法則“を使うことにしてるわ。』


『かもの法則?』


『そう。

例えば、できちゃう“かも“ね。

うまくいっちゃう”かも”ね。

って思うのよ。


本来ならば絶対できる!って言い切りたいところだけれど

心の内に不安材料があるのに、言い切れないでしょ?

だからそんな時は”かも”を登場させるのよ。


できる“かも”って思えたらちょっと安心するし

いい気分になるでしょ?

このいい気分ってのがポイントなの。


絶対できる!って本当に自信を持って言えるときは

気分もいいはずよ。


何か物事を成す時には

感情をしっかりいい気分にもっていくことが大切ね。』



『じゃ、今日の宿題は・・・


何かにチャレンジする時に

うまくいっちゃう“かも“

簡単にできちゃう”かも”と

ニヤニヤしてから始めてみる。

その結果がどうなったのかを分析してみましょう。』


『はーい。

“かも“ちゃんをばんばん登場させてみまーす』


今日も彼女は笑顔で帰っていった。



さて、これを読んでいるあなたにしつもんです。


Q あなたには絶対の自信がありますか?」


もしなかったら

“かも“ちゃんを登場させてみてくださいね。


何か行動をするときは

いい気分で始めましょう〜♪


そして、その結果がどうなったのか。

ぜひこのメールで返信というカタチで報告してください^^


それではまた!


参考文献【かもの法則】西田文郎著


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