好きなことをやって生きていいんだよと自分自身に本当の許可を与える、そこがスタート!
どういう教育を受けてしまったのか今としてはあまり思い出せないが、私たち日本人は他人のために自分のやりたいことを我慢することが素晴らしいという気持ちが根っこにいつもある。周りの人のために何かすることができたら、それは本当に素晴らしいと思う。でも、ほかの人のために自分のやりたいことを我慢すると、後で後悔するし、それはちょっと違うような気がする。
人にはそれぞれ自分の人生でこれをやりたいというものが必ずある。それに気づくまで時間がかかる人とそうでない人がいるだけで、自分に聞いていけば必ず存在している。私の場合で言えば、50代になってから自分の本当にやりたいことがわかった。
だけど、それからがいばらの道(?)であった。なぜなら私はええかっこシーであったからだ。良き主婦でよいお母さんで、友達からも好かれている良い人でいたままでいようとしたからだ。なかなかそこからふみだせなかった。いい年して何を考えているのとか、そんな夢で食べていけないよとか、あなたと同じこと考えている人たくさんいるよとか、そういう言葉でひるみっぱなしでいた。
考えが行ったり戻ったりして、その間に数年がたってしまった。そんなとき、偶然かいや引き寄せか私がやりたいと思っていることで、若い人を一人迷い道から自力で這い上がらせることができた。私はその時、天から背中を押されたと感じた。やるときがきたとわかった。
そして、「やる」ときめたのだ。もうそこで、「やる!」と決意したのだ。そして、自分自身に好きなことをやって生きていくことを許可したのだ。これが一番大事なことです。自分に許可を与えてなかったのは、周りでも何でもない、怖がっていた自分自身だったということに許可をだしてきづいたのです。成功しなければやる価値はないみたいに決めつけていた自分自身だったのです。でも、やりたいことに成功もくそ(失礼)もないと分かったのです。ただやりたいだけなのです。
周りの許可を得るよりもなによりも一番難しいこと、それはひるんでいる自分自身に「あなたはできるよ!」とただ認めてあげること、そしたらあとは周りで何が起ころうが前につきすすんでいけます。自分のやりたい映像のようなものがみえてくるのです。
それが見えるようになってから、私はもう成人した子供たちをアメリカに置いて日本に帰国し、自分のビジョンに向かって歩きはじめたのです。
著者のぎぶん そらさんに人生相談を申込む