念願だった野球部も素直に楽しめない日々

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対戦で誰にも負ける気がしません。

それくらい彼とは仲良くしていました。

☆そして芽生えた思い

ゲームで野球をやってきて、

芽生えたのが、

「俺も実際に野球をやりたい!」

(小学6年生の頃)

という思い。

彼が入っていた野球クラブに入って、

一緒に練習したいと思い始めました。

そこで、相談したのが母親。

「俺もT君と同じ野球クラブに入りたい」

貧乏になって初めて

お願いしたかもしれません。

そこで、いつもの返答。

「お金ない。無理。」

(月謝500円程度)

ハイ。

一瞬で私の願いは終わり。

さようなら。野球クラブ。

☆中学2年生でやっと野球部に

相談してから諦めていた私。

中学2年までは我慢していた野球部。

そんな時、

「野球部を辞める」

という子が出てきたんです。

すぐさま彼に、

「1万円で野球一式を売ってくれ」

(親戚にもらったお年玉で)

と交渉して何とかゲット!

やっと中学の野球部に入部。

念願の野球部への入部です。

(学校のクラブなので月謝0)

しかし、野球部は、

他校との試合に必要な交通費。

練習が終わった後、

買い食いをする同級生。

・・・etc

とにかく意外な出費が

たくさんあります。

当然のごとく、

お小遣いもない状態。

お昼は給食じゃなかったので、

500円を貰った日があれば、

「1つ50円のアーモンドパン」

「カニの形が2つ入った100円のパン」

「100円のまるごとソーセージ」

・・・etc

を買って浮いたお金を残してしのぐ日々。

遠征費などが足らなければ、

親の顔色を伺いながら、

相談をしなければなりませんでした。

念願の野球部に入ったんだけど、

素直に楽しめないクラブ活動。

☆自由にやりたいことをやらせてあげたい

こんな経験もあって、

自分の子供には、

絶対に同じ思いをさせたくない。

あれがやりたいといえば、

気兼ねなくやらせてあげる

環境を作ってあげたい。

そんな強い思いがあるからこそ、

低賃金のI.T.土方から脱出し、

アフィリエイターとして独立しました。

もちろん、テレビで出てくるような、

贅沢をしていることを当たり前と、

思うような子にはしません。

でも、子供にはいろんな才能があります。

その才能を潰すか伸ばせるかは親次第です。

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パパ、バイバイ

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