仙台に

著者: 水沼 功

東北の震災から1年以上経ちましたが、仙台でのボランティアに参加させていただく機会がありました。


添乗員の加藤さんも地元の方も、地震自体の影響はそれほど大きくなかったとのこと。

確かに、バスで仙台の中心から海辺に行きましたが、中心部はビルも立ち活気に溢れ、さすが政令都市という感じでした。

が、海辺は、まっさらな所がいくつもありました。あれほどの被害を出した原因の大半が津波だということを改めて感じました。

ボランティアでは、田んぼの細かい瓦礫の撤去とちょうど海祭りだったので、駐車場整備を行ってきました。

ボランティアの経験をした方であればわかると思いますが、自分の目で見ないと現状はわかりません。

まっさらな土地あり、新居を構えている場所あり。


ただ、田んぼの瓦礫撤去を行ってわかりましたが、重機による大きな撤去はできても、人の手によって細かい物を取り除くという作業はまだまだ必要だということを改めて感じました。

一人一人ができることは本当に小さなことでした。炎天下の中、熱中症にならないようこまめに休憩を取り、思ったより作業がはかどりません。

ですが、昨日より今日という感じで、ほんの少しずつでも進んだことにより、地元の方の励み、支援になれば良いと感じた3日間となりました。

普段運動ゼロの人間ですが、1日中外にいて作業しても大丈夫でした。水分をしっかり取って指示に従うこと。

こんな普通の自分でもできる作業なので、必ずまた、参加します。

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