"コスト”と呼ばれていた私が社長になった③

3 / 4 ページ


コーヒーを飲んでいる




昨日までは


始業までに今日の見込み客リストを集計し


メール対応に追われていたのだが・・


Nさん、私は何をしたらいいのでしょう?
Nさん
まーゆっくりしてて、部長が来るまで待ってて



そんな感じで


のんびりしていました




ここで問題が一つ


このブース(空間)は社長の席の真正面


サボることなど到底出来ず、あくびすることも許されない




すぐにでも


何もしてなかったら


ブチ切れられると思っていたら


そうでもない




あれ?社長はNさんが


新聞を読んでまったりしているのに


何で怒られないんだろう?


そんな事を感じた


この部署は一体・・・




そして後からわかるのだが


この部署はこの会社で一番利益を上げている部署である


その為、社長も文句を言えないのです


この部署って全体で何名いるのですか?
Nさん
2人だよ、2人
え?2人でこんなにも契約取っているんですか??
Nさん
そそ、一緒に稼ごうぜ

月40は貰いたいだろ?
・・・はい!



1日1件取るのが非常に大変なテレアポだったのですが


この2人は既に100件を達成している


んなあほな!



心の中でそう呟いた


どうやったらそんなに契約が取れるんだろう??




そして5分遅刻して


J部長が出勤する


普通だったら社長がブチ切れるのだが


社長はJ部長を信用しているので文句も言わない




そして私もその中の部署のメンバーにいるので


怒られる事もなくなった



おはようございます、部長
J部長
おはよう、今日からよろしくな
はい、一生懸命頑張ります!!
J部長
頑張らなくていいよ、ハハハハ


J部長は見た目強面なのだが


どちらかと言うと声も小さく控えめな感じ


一度も人に対して怒鳴った事もなく、


今までとは真逆のタイプだ




熱い精神論を語るのではなく


一生懸命働くのは嫌いで


楽して稼ぐというタイプでした




Nさんは見た目はサーファー


大好きなものは”お金!”


元々クラブで DJをやっていたらしい


また、過去に事業で失敗して借金を抱えていた




その為、「自分の為に仕事をしろ!」とは言わず


「お金の為に仕事をしろ!」とよく言われた

著者のトミー 信長さんに人生相談を申込む

著者のトミー 信長さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。