第9話 九十九里へ移住【ドラゴンロード〜千葉から祈りの島五島列島へ 神に導かれた奇跡の旅〜】
そう思えました。
ここに越してくるまでは田舎暮らしのたくさんの不安を抱えていました。
でも、越してきてみたら
不安に思っていたことなどほとんどどうでもよく、
ただ、星空が美しいこと
土の上で暮らせること
海の近くで暮らすこと
それだけで十分に幸せでした。
そして仕事も千葉そごうのお惣菜売り場に通いながら、家を借りている不動産の管理会社の2Fにある「ワンディシェフレストラン」でシェフもやることになりました。
ここから「はちどり食堂」は始まりました。
私の人生を変えた一冊の本
「ハチドリのひとしずく」と出会い
私も自分にできるひとしずくを落としていこう
そんな思いを込めていつか「はちどり食堂」をやるんだと決めていたら、思ってもみなかったタイミングではじまっていきました。
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「ハチドリのひとしずく」というお話をしっていますか?
アンデス地方に伝わる小さなお物語です。
小さな物語ですが、ここに込められたメッセージ『私にできること』はきっと世界を変える大きなメッセージだと思います。
ひとりひとりの小さな力と手をつないだらどんな未来が待っているでしょうか?
土の上で暮らしたい
海の風を感じて生きていきたい
そう思って九十九里に越してきました。
私のひとしずく
それは「心と体が元気になるごはん」を届けること
小さなひとしずくだけど
私も世界を変える一人になっていきたい
そんな思いではじめました
私のひとしずくとみんなのひとしずくで美しい未来を創りたい
そう思っています
どうぞよろしくお願いします
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週に一度の「はちどり食堂」がはじまり
仕事も千葉そごうのお惣菜売り場からその不動屋さんの仕事へと移りました。
仕事は大変ながらも、楽しくやっていました。
でも、どんどん「自分らしく」生きるようになってくると、会社での仕事が窮屈になってきました。
「自分らしく」生きるようになってくると出会いも変わってきます。
気の合う仲間たちとどんどんつながるようになって、やりたいことがどんどんでてきて、そんなタイミングで同じ九十九里で奇跡的に素敵な海の近くの古民家を紹介してもらいました。
そのとき住んでいた自然素材の家もとっても気に入っていて、まだまだ越したくなかったですが
「動いたら何かが始まる」
そんな予感に突き動かされ移ることにしました。
はじめて暮らす縁側のある暮らしは本当に気持ちよくて、どんどん会社へ行きたくなくなってくるのです。
「もう、限界だ、、、会社に行きたくない。でも生活はどうすればいいんだ、、、、怖くてやめられない」
そんな風に迷っていたとき
クビになりました。
100%私が悪いのですが
いつもだったらそんなこと言わない社長が
なにかに言わされるように、私をクビにしました。
そのとき、私は心の中で頭を下げました。
自分から言うことができず
社長に言わせてしまったこと
そして、クビにしてくれたことに感謝しました。
それから1ヶ月の引き継ぎ&猶予をもらい次の仕事探しをはじめました。
そしてふと思いついちゃったのです。
「ここではちどり食堂をはじめよう」
つづく
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