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国際結婚と子どもの日本語教育

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【子どもには日本語を話すようになってもらいたい。】




国際結婚のご家庭では一番に考えることだと思います。




そのためには何ができるのか?



とりあえず思いつくことは、


常に日本語で話す。

日本に頻繁に帰省する。

日本語でたくさん遊ぶ。(本、DVD,Youtube etc)

日本人のお友達を作る。

日本語の家庭教師をつける。

ベネッセの教材で楽しく学んでもらう。


などでしょうか。




子どもたちが成人し、日本語能力試験の1級にも合格した今、



一番大切だったことは別のことじゃないかと感じています。




それは、、、



【周りにいるフランス人を

日本ファンにする!】





パートナーはお子様が日本語を学ぶことに異論はないとは思います。


でもそのご両親は?


ご親戚はいかがでしょうか?


学校のお友達は?


学校の先生は?




もしご近所や学校で「アジア人だ~」と指をさされるような経験をしてしまった場合、お子様はアジア人であることを隠そうとするかもしれません。




フランスでお弁当を持っていく場合、


お子様はおむすびを持っていきたいでしょうか?


お箸は?



「日本のお弁当は見られるし、いちいち説明するのが面倒だから嫌だ。」


「みんなと同じサンドイッチにして。」


「おむすびは恥ずかしいからやめて欲しい。」


ということはないでしょうか。




それらはもしかしたら



日本人であることを隠したがっているサインかもしれません。






「日本人であることが恥ずかしい」





たとえ無意識でもお子様がそう思っているのなら、


家庭での日本語にも消極的になってしまいます。



・・・・・・・・・・・・・・


うちの子どもたちはは現地校の校長先生のおかげで、アジア人だと指を刺される前に先手を打つことができました。



何をしたかというと、、、



小学校全クラスに

日本文化を発信


しました。




折り紙

お習字

日本語での挨拶

日本の歌を合唱

日本の小学校の様子を紹介

地震についてのお話(高学年)

弓道デモンストレーション

日本昔話




日本人留学生、日本好きのフランス人、合わせて7-8人が、

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1995年10月から南フランス在住。
娘二人は既に成人。
現在自宅で弓道クラブ運営中です。

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Takeshi Hamanaka

なるほど。まさに目から鱗の文章でした。以前訪れたヘルシンキで、親日家があまりにも多いことに驚き、その理由が、現地在住日本人の日本文化振興の努力であることが分かった時には、感動したものです。弓道教室頑張ってください。日本から応援しております。

Shimomura Tomoko

ありがとうございます。一般的には荒んだ地区と呼ばれるところへも折り紙をしに行ったことがありますが、初めて見る方には一種の手品なので、みなさん目をキラキラさせて見てくださいます。

日本文化には見た目だけではわからないパワーがあると思っています。

これに気づけたのは、フランス人のおかげです。

ヘルシンキやその他の国にも、親日家はたくさんいらっしゃるでしょうね。それを想像するとワクワクしてきます。コメントありがとうございます。感謝いたします。(^-^)

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