国際結婚と子どもの日本語~日本語レベルはどのくらいになってほしいか?

2 / 3 ページ

「あ、この人、日仏ハーフなんだ。」


「旅行会社で働いているのに、このレベル?」



● ● ●



遠足で出会った子どもたちがフランス語で返答すること、


ハーフの方が業務FAXに誤字が多いこと、



その人たちを批判したり責めたりする気持ちはこれっぽっちも生じませんでした。


遠足でお会いした子どもたちは、親切で思いやりのある子たちでした。柔道や音楽などの習い事で抜群の成績を残しているので、いい面は最大限引き出されており、幸せそうだなと思いました。


旅行会社の方も、電話では問題なく日本語で対応してくださいました。日本人だと信じて疑いませんでした。


彼らがどうこうというのではなく、


ただ、私にとっては、



フランス語で返答するというその事実が、


日本語の誤字が多いというその現実が、



そのまま



自分の子どもたちの将来の姿


として見えてしまったのです。




「フランスに住んでいながら日本語を使いこなすようになるなんて、



無理ないんじゃないだろうか、、、」

_| ̄|○ il||li




● ● ●



この2つの出来事以降、私は


子どもの日本語教育について真剣に考えるようになりました。



何にもしなかったら、日本語の会話ができなくなることを前提として。





【自分の子どもの日本語レベルはどうあってほしいか?】



日本人として新聞ぐらい読めないと。


日本語書籍もいっぱい読んで欲しい。


日本の高校レベルの授業を受けられるくらいになって欲しい。


そのためには漢字も書けるようにならないと!


日本の歴史もちゃんと知ってほしい。


おじいちゃんおばあちゃんと日本語で会話ができるようになって欲しい。


お友達と日本語で話して欲しい。


せめて私とは日本語で話して欲しい。


せめて絵本だけでも日本語で読めるようになって欲しい。




理想は超~~高かったですね~。(^_^;)




その後、具体的に検討してみました。




日本人として新聞ぐらい読めないと。

日本語書籍も読んで欲しい。

日本の高校レベルの授業を受けられるくらいになって欲しい。

そのためには漢字も書けるようにならないと!



(→どれだけの漢字力が必要?)

(→3500字を15年で覚えさせるとして、一年で何字だ?)

(→1年で、に、にひゃくさんじゅうさんじ???)

(→日本語学校も補習校も行かないのに、誰が教えんの?)



おじいちゃんおばあちゃんと日本語で会話ができるようになって欲しい。

(→滅多に会わないないから、だんだん言葉がズレてきそう(^_^;))


お友達と日本語で話して欲しい。

(→フランスにも〈会えば日本語で話すお友達〉を作れればいいのにな~。)


せめて私とは日本語で話して欲しい。

(→遠足の時の印象では結構ハードルが高そう。私も口数は少ないし、、、(^_^;))


せめて絵本だけでも日本語で読めるようになって欲しい。

(→私は読み聞かせが嫌いなのに、どうしよう、、、。)



● ● ●



高く掲げた理想は、具体的に検討すればするほど机上の空論になっていきました。


私ひとりが教えることを前提に考えていたので、

著者のShimomura Tomokoさんに人生相談を申込む

著者のShimomura Tomokoさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。