世の中言った者勝ち…でいいのかな?

著者: 山口 寛之

誰かが何気なく発した一言が、たちまち拡散されて気づけば社会現象に広がるのがもはや日常茶飯事。


保育園問題、除夜の鐘問題、運動会問題etc


何でもかんでも気に食わないと思ったらとりあえず呟いてみる。


まぁそれはいいのです、独り言なので。もっとも炎上が目的ならば話は別ですが…


でもこの何気ない一言がネットの世界に転がりだすとどう転ぶか分かりません。


こうした発言を正当化する者。


明らかに常軌を逸していると判断する者。


全く利害関係のない者ほど大騒ぎしてみたり、被害を訴える側の立場でしか物が見えずに語ってみたり。


昔に比べて広い視野で俯瞰的に物が見られる情報社会になっているはずなのに、不平や不満の声に関しては狭窄状態に陥りがちな気も。


無論私自身も例外じゃありません。こうやって無関係な方角から減らず口ばかり叩いているわけですから(笑)


何というか、問題提起としての一言ならば十分価値はあるように感じますが、先に言った者勝ちになってしまうのはちょっと寂しい気もしますねぇ。


もっと心に余裕を持てる時代になればなぁ…



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