【3話】「ピザください。トッピングは無しで。」ピザ屋が運ぶと驚愕の事実が。
家に帰ると、よく1,000円札が置いてあった。
プルルルル(電話の音)


お待ちくださいませ!!
ピンポーン(家のチャイムの音)

え?!!!(驚き)

はい。丁度ですね。ありがとうございました。
これは、私が小学生のころの話。
私が小学生のころは、母は昼には家を出て、そこから夜中まで働いていた。
私はというと、朝に学校へ行き、夕方に帰ってきていた。
なので、ほとんど会わなかった。
会えるときは、朝か休みの日だけ。
それでも、ほとんど寝ている姿をみるばかりであった。
そんな私の夜ご飯なのだが、
1,000円が机に置いてあり、それでピザを頼んだり、
吉野家の牛丼を食べて過ごしたり、マクドナルドのハンバーガーを食べていた。
もちろん、何かを買ってきてくれていることもあり、
そういう時は、コンビ二の弁当や、
簡単に作れるカレー、シチュー、オムライスの材料が冷蔵庫に入っていた。
私としては、トッピングなしのピザがお気に入りだった。
安いし、おいしいし、1枚食べたらおなかいっぱいになるからであった。
おそらく、ピザ屋さん的にはびびったのではなかろうか。
というか、驚かれていた。
夜ピザを配達した先が小学生しかいないなんて(笑)
一応気にしいな小学生なので、
まるで親が部屋にいるかのような演技をすることもあった(笑)
中学生まで朝ごはんを食べなかったり、
一時期祖母に預けられていたころは、毎日出前のうどんしか食べなかったり、
かなりの偏食(変食ともいえる?)。
小さいころからご飯を作っていたので、今は不自由なく作れていることとか、
手作りのご飯のありがたみは、このころの経験のおかげである。
著者の新しい とびらさんに人生相談を申込む
著者の新しい とびらさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます