【3話】「ピザください。トッピングは無しで。」ピザ屋が運ぶと驚愕の事実が。

前話: 【2話】家で亡くなると警察が来て事情聴取を受ける。遺体発見後、1時間経つ間に聴取された話。
次話: 【4話】1人でアフリカに行ったら、タクシーで男2人に乗り込まれて、丸一日観光案内。最後は君と夜を過ごしたいと言われた女子大生の話①。

家に帰ると、よく1,000円札が置いてあった。


  プルルルル(電話の音)

ピザ屋
はい。○○ピザ屋です。
ピザを1枚ください。トッピングはなしで。
ピザ屋
わかりました。30分ほどで着きます!
お待ちくださいませ!!

              

  ピンポーン(家のチャイムの音)


はーーい!
ピザお待ちどうさまです!
え?!!!(驚き)
はい、1,000円です。
キョロキョロ(誰かほかにいないのかな?)
はい。丁度ですね。ありがとうございました。

これは、私が小学生のころの話。

私が小学生のころは、母は昼には家を出て、そこから夜中まで働いていた。

私はというと、朝に学校へ行き、夕方に帰ってきていた。

なので、ほとんど会わなかった。


会えるときは、朝か休みの日だけ。

それでも、ほとんど寝ている姿をみるばかりであった。


そんな私の夜ご飯なのだが、

1,000円が机に置いてあり、それでピザを頼んだり、

吉野家の牛丼を食べて過ごしたり、マクドナルドのハンバーガーを食べていた。


もちろん、何かを買ってきてくれていることもあり、

そういう時は、コンビ二の弁当や、

簡単に作れるカレー、シチュー、オムライスの材料が冷蔵庫に入っていた。


私としては、トッピングなしのピザがお気に入りだった。

安いし、おいしいし、1枚食べたらおなかいっぱいになるからであった。


おそらく、ピザ屋さん的にはびびったのではなかろうか。

というか、驚かれていた。

夜ピザを配達した先が小学生しかいないなんて(笑)

一応気にしいな小学生なので、

まるで親が部屋にいるかのような演技をすることもあった(笑)


中学生まで朝ごはんを食べなかったり、

一時期祖母に預けられていたころは、毎日出前のうどんしか食べなかったり、

かなりの偏食(変食ともいえる?)。


小さいころからご飯を作っていたので、今は不自由なく作れていることとか、

手作りのご飯のありがたみは、このころの経験のおかげである。

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