人生は時に不公平〜12〜

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著者: 根本 竜助

とにかく家に居たくなかったので、また家出をした。

今度の家出は本格的でもあり無鉄砲な家出だった。

行くあてもなくとにかく都心部を目指した。

当時、電波少年というテレビ番組があってそれと同じような事をしていけば暮らしていけると簡単に思っていて。

知らない人のアパートをピンポンして1晩泊めてくれませんか?と回った。

今思えば凄く失礼で危ない事だと思う、そんな中1人のお兄さんがとりあえず寒いから上がりなよって言ってくれて

いきさつを話して帰るように促され

自分の無力さに震えて寒空の下を帰ったのを今も忘れる事もない。

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人生は時に不公平〜13〜