超ビビりの3流大学生、就活をあきらめ休学。フィリピン留学に人生を救われた話。

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著者: 千田 裕理

「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く」 


日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。


気づいた時にはこの刺激的な本を手に取り、ページをめくっていた。


この本には、海外で働き、奮闘するいろんな人達の人生が描かれていた。


「野球選手がイチローのメジャーリーグに、サッカー選手が中田英寿のセリエAに憧れるように、

海外で活躍するビジネスマンのロールモデルがいてもいいのではないか」


という著者の問いかけにとても共感した。


その中に当時の僕にとっては、とんでもなく希望に溢れた情報が載っていたのだ。


フィリピンで格安英語留学、1日8時間マンツーマンレッスン、アジアで海外インターンシップ


ギラギラ系のビジネス書には慣れている僕も、その未知なワードの数々、ドでかい世界観にワクワクを止められない。


当時、一度も海外経験のなかった僕には、全く想像できない世界…


今まで何の武器もなく生きてきた僕だけど、これなら人生逆転ホームランを打てるかもしれない!


この時決断した。


よしハワイ留学の代わりに、フィリピン留学しよう。

そしてアジアでインターンシップをしようと。


3年生が終了したら1年休学じゃ!!!


アジアでのインターンシップについての記事「就活がヤバイからベトナムで7カ月間インターンシップしたら無双状態になった話」をお読みください(※現在準備中)


フィリピン留学格安エージェントとの出会い


まずはフィリピン留学のエージェントを探さなくちゃ!

ほんとーにお金がなかった貧乏大学生の僕は、「フィリピン留学 格安」で調べまくった(笑)


そしたらね、すんごい留学エージェントを見つけてしまったのよ。


そのエージェントの名はフィルイングリッシュ!!


学費は破格だった。


月10万円以下で1日8時間以上の英語の授業と寮費・食費込み!!


見積りをするとさらに割引されるという。


4ヵ月で探していたが、なんと公式価格よりも合計10万円近く割引されるのではないか!


うさんくせぇーーーーと正直思っていたが、1万円を捻出するのに、バイト生活で必死だった僕は、ここに決めた。(結果的には、何も問題は起きなかったし、むしろこの価格で、こんなに相談乗ってくれんの?と思ったほど紳士的な企業だった。)


後日、フィルイングリッシュ主催のフィリピン留学フェアというイベントが開催されていたので、そこに行ってみた。


そしてそこでフィリピンのダバオにある、E&Gという語学学校に行くことに。


※E&Gに留学を決めたキッカケについてインタビューされました。

フィリピン留学フェアで決めた。安い費用で英語留学したい!

(表面的な話が中心ですが、参考程度に)


ダバオは底抜けに明るかった


(E&G校舎の目の前の風景写真)


いよいよ4カ月間のフィリピン留学生活が迫ってきた。


初海外とだけあって、ワクワクよりも緊張と不安のほうが大きかった。

緊張のあまり、飛行機のチケットの名前を間違えてしまったほどだ(笑)


留学先であるダバオのE&Gに到着。

目の前に海が広がるリゾートのような学校。


フィリピン留学では、イングリッシュネームといって、英語であだ名をつけて呼び合うらしい。


学校に着く前にイングリッシュネームを決めておくことになっていたので、

僕ははじめ、「めんどくさいからグレープでいいでしょ。」と適当に名前をつけた。


韓国人もいたので、イングリッシュネームを使って、英語で軽く自己紹介。

My name is grape. It's fruit's name.
E&Gマネージャー
お前バカか! 名前変更! Justinね!

という感じで、速攻でマネージャーに改名され、Justinになった。

はじめは「うわー、Justin Bieberかぁ。恥ずかしい。」と思っていたが、1週間も経つと自然と慣れていた。

詳しい話は長くなるので書けないが、この時の学校マネージャーには日本に帰ってきた今でもお世話になっている。

これぞフィリピンマジック


E&Gには、やはり愉快な仲間が集っていた。


日本では絶対に会うことのできないゆるーい日本人や韓国人。

いつもニコニコしているフィリピン人の先生たち。


高校生、大学生、旅人、サラリーマン、親子連れ、シニアまでほんとにいろんな人たちがいた。


緊張していた自分が馬鹿だと思うほど底抜けに明るいひとたちだ。

気の合う仲間ができ、毎日深夜までお互いのことを語り合った。


そんな彼らと話していると、なんだか就活で悩んでいたのがばかばかしくなってきていた。


フィリピン留学は海外初心者にめちゃくちゃやさしかった


1日8時間の授業は、はじめはものすごいきつかった。

英語ができないのに、英語で授業が行われるのだから当然だ。



Hi Justin, how do you think
Please wait... well , well I don't think so!!


はじめは何を聞かれても、「Please wait...」から始まるのが口癖。

まともな会話じゃなかった。


そんな僕にもフィリピン人の先生はめちゃくちゃ笑顔で教えてくれた。


フィリピン人は日本人と相性がいいと思う。


日本人はシャイで引っ込み思案。

欧米人のような、パーティーピーポーを相手にすると委縮してしまう。


フィリピン人は、おおらかで、明るい。

だから英語以前に、話しやすさが抜群。


人間不思議なもので、そんな環境で2週間、1カ月、2カ月と経つと、授業内で自然と英語が飛び出すようになる。

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