口下手童貞少年、ナンバーワンホストになる ⑤ 崖っぷち編

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Sさんがいなくなってから数日後、ついにフル出勤で迎えた給料日がやってきた。




営業終了後にみんなが集まり売上の発表を行い、その後に給料を渡すという流れであった。

 

ホストの給料日というとナンバー1から発表されそれから順に2、3という風なのを想像されると思う。

大筋はBも一緒だったのだが、何か空気が違っていた。

 

なんというか・・・みんながあきらめ顔なのだ。

モチベーションが低いというのか・・・。

 

(んっ?給料日なのになぜ?給料日が嬉しくない国なんてあるのか・・・?)

 

売上発表の後に奥のビップ席に一人ずつ呼ばれ、給料袋を次々と渡されるのだが・・・。

 

「ははっまた紙切れだ。」

「そうだな。」

 

意味が分からない会話のやり取りがされている。

 

K野専務「次、K!」

 

私の源氏名が呼ばれ、ビップルームに向かった。

 

K野専務「はい、お疲れさん。」

私「ありがとうございます!」

K専務「とりあえず、保証期間中にお客さんが掴めるように早く頑張れよ!もし保証期間中に売上が上がっちゃったら売上制にしてやるからな!」

私「はい!ありがとうございます!」

 

という様なやりとりをして、いそいそとボックスに戻り封筒を開く。


(んっ?こっ・・・・、こっ・・・、こっ・・・・、これは一体!!!!!?)
 

1、2、3、4・・・・

ゆっ!諭吉さんが4人しかいない!?

後は小銭?

諭吉さん達が寒さに震えている!!!

4人で身を寄せ合って・・・。

その中には明細も入っていた。

 

(どれどれ・・・?

基本給7万ちょい・・・・?

みんなの読んで良かった!