最愛のビッチな妻が死んだ 第27章
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>交際41日目 3月29日
夜中、仕事から帰って来た僕とあげはは前々から気になっていた近くの餃子専門店に行った。
味はまあまあだったが、チャーハンなどのごはんモノが一切なく、料理食べる時にはライスが必要不可欠な米派の僕たちには不満が残った。
「ふう」
「ごめんで済んだら警察要らない。これは格言?」
「脅し文句やな」
「餃子屋のドア怒って閉めてる?ww」
僕が店から出てる画像が送られて来た。
「盗撮(T ^ T) 別に怒っとらんよ」
「店構え撮ろうとしたら出てきたんだもん。撮るでしょ」
次はどこの店に行こうか話し合い、家路に着いた。
「いってらっしゃい」
「いってきます」
この日は僕はとある場所で張り込みだった。張り中にも関わらず、あまりにも樹々が美しかったのであげはに写メを送った。
「いい並木道なんだよ」
「本当だね、キレイ。でも、やっぱ枝垂桜って少ないね」
「新宿御苑、行く?」
「今日?」
僕たちはいつも、思いついたら即行動。善即斬だ。ただ、あいにく僕がこの日職場の送別会が入っていた。
「送別会の時間次第だろうから、予定みえたら教えてーー」
「了解。おウチにただいましてるよ(家)」
あげはは僕の家に来て、家事を済ませておきたいと言った。
「ノーパン洗濯」
「画像はよ」
「おしっこしてる」
「好きだよ」
「今日はあげの方が好きって。テレビでやってる」
「テレビの言うことなんか全部ウソさ。明日以降は僕の方が好きって報道するぜ」
「新聞に」
「東スポだな」
「何となく体が硫黄くさい。
「僕も気付いてないけど、臭いのかな」
昨日、温泉に入ったからだろうか、2人ともほのかに硫黄の香りがした。
「汗腺から出てくる感じ。ちょっと遅い朝ごはん。いただきます。"
僕たちの日常はこんな感じ。いつも通り、ただひたすらにかけがえのない日々は過ぎてゆく。
「いつもありがと」
「僕の方こそ、出会って好きになってくれて、一緒にいてくれてありがと」
いつだって、僕たちは、星や太陽や月、森羅万象は恋愛相手によって構築されている。
「6時半護国寺だね送別会」
「すいません、自慰してました」
いつだって(略)
「そかー、仕事終わる時間次第ね」
「仕事は1時過ぎには終わる」
「もうすぐやん」
「自慰が?」
「自慰は二回戦に持ち越しかけて、我に返って洗濯物干してるらしいよ
「「初めて一人で布団を干してみる (足す)50ポイント。布団叩きが見付からない (マイナス)20ポイント」
「どこだっけかな」
「プレイバッグから鞭を出そうか悩み中」
「リビングにしかないはずだが」
「新宿待ち合わせで御苑行かない?」
「何時待ち合わせ?」
「あげに合わせるよ」
「二回目の洗濯回し始めちゃったんだよな」
「回しながら用意して、何時出れそ?」
「洗濯30分位で終わるかな。シャワー浴びて、干して、駅迄10分、電車で20分だからー14:30〜15:00。とりあえずシャワーする」
「3時に新宿、にしとこっか」
「うん」
「早めに着いて、新宿ブラブラしとく」
「サンドイッチとか作っとけばよかった」
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