24歳で会社を設立した若き青年と、ドバイに住む「金持ち父ちゃん」の物語

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著者: 藤井 悠平

WEBマーケティングを

事業としている社長と知り合いになり、

一緒にお仕事を手伝えるようになった。


もちろん、丁稚奉公という形で

報酬は一切いただかないので、


なんでも仕事をもらって

『学ぶ』ことに集中をした。


稼ぐためではなく、学ぶために

仕事をさえてもらっていたんだ。


そんなある日、

いつもお世話になっている

WEBマーケティングの

社長さんから紹介を受けた。


『藤井くん、将来、造園屋の

経営者になりたいって言ってたよね?

僕が教えてもらってるお師匠さんを紹介するよ』


ひょんなことで、

紹介された経営者さん。


それが、ドバイで暮らしている

Mr.スズキだった。


初めて会った印象といえば、

ほんとうに一般人と変わらない服装で


ふんわりとしたイメージ、

ぽっちゃりとした感じだ。


第一印象は、完全にお地蔵様。


くるくるの天然パーマに、

ぽちゃっとした体系、


それに福耳がある。

気さくなひとだなって思った。


でも一つだけ、気になって

ガン見していたところがあった。


右手の薬指に着けている、

ダイヤモンドとサファイアの塊。


これは、指輪か・・・?


とんでもないものを

一つだけ身に着けていた。


僕は、恐る恐るMr.スズキにたずねた。


『Mr.スズキ、この指についているダイヤはなんですか?』


すると、Mr.スズキは優しい

笑顔で答えてくれた


『身代わりに使うんだよ~』


うっそだろ!そんなことあり得るのか!

と、内心驚いていたけど、


どうやら本当らしい。


海外の生活が多い、Mr.スズキ。

もし泥棒に襲われたときは、


最終手段としてこのダイヤモンドの指輪を

渡すということらしい。


あと、お金を持っている人ほど、

お金ちもちということを

見せびらかしたりしないそうだ。


良くも悪くもいろんなものを

引き寄せるからだと教えてくれた。


僕は、ドバイに住む

『金持ち父ちゃん』だと

その時思った。


で、よくよく話を聞いていると、

どうやら元々は造園屋さんを

していたんだそうな。


正直、自分でも驚きが隠せなかった・・・


『こんなことあるのか・・・』


今まで、いろんな経営者さんに

出会ってきたけど、


造園屋さんをやっていた

経営者さんには出会ってもみなかった。


そして、Mr.スズキは

地方のナンバー1に造園事業を成長させ、

ドバイの世界一高いタワーに住んでいる。


ぼくは、小さなころから実家の造園事業を

四国で一番の事業にしたいって

本気で思っていた。


そして、実家の造園事業を

成長させながら生まれ故郷の

香川県を盛り上げたいっていう

思いが一番強かった。


でも具体的にどうやって

すればいいんだって、


悩んでいるときに

出会うことができた。


本当に『ご縁』というものは

大切にしなければならないと

思った瞬間でもある。

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