流離う三十路の島遊紀 其の四
次話:
三十路島遊記 其の五
「エクスキューズミー」
「ン~。」遊者はねぼけながら目をこすった。
そこにはインド人?ぽい人が立っていて十時だから、チェックアウトするようにと促された。
あ、そうなのね、遊者はようやくシステムを理解した。
急いで準備をすませ、さぁ何処へ行こうかと考えていると、
「おーい。」
なんとマサ君がやって来るではないか!
暇だから案内してくれるとの事。
感謝✨
早速マサ君と街まで出かける事にした。
街の名前はオークランドという所でニュージーランドでは一番の大都市だ。
バスの乗り方も分からなかったので、マサ君がいてとても心強かった!
三十分程してバスが来た。海外初のバス!緊張するな~。
バスが走り出し、外の風景に目を向けた。
よく映画で見るような欧米的な町並。
抜けるような青い空。
楽しそうに庭で遊ぶ子供達。
何もかもが新鮮に目に映り、少年の頃に戻ったような純粋な気持ちであった。
バスの中で、マサ君が、キウイエクスペリエンスという、
ニュージーランド一周のバスツアーが、あることを教えてくれた。
それは、面白そうだ!
次の遊者の行き先は、そのバスツアーに参加する事に決まりだ。
バスが、オークランドに着くと、マサ君にお礼を言って別れた。
さぁ次はどんな冒険が待っているのだろう。
高鳴る期待を胸に、遊者は次の目的地へと進みだした。
(続く)
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