私が「自由」を求めるワケ 12

<

2 / 2 ページ

著者: Kayo Satou

自分で意識できる事なんてほんのわずかだと言う事を。

物事には全て二面性があって、
全て良く悪くも捉え方は自分の自由だって事を。

みんな何らかのコンプレックスを抱えている事を。

みんな何かにおいての天才性を秘めているって事を。

人は自分のためよりも、ひとのための方が頑張れると言う事を。

人はみんな幸せになりたいというのが本質だって事を。

世の中に完璧なんて存在しない事を。

自分が今まで不幸だと思って来た事や、
自分は家族から傷つけられたと思って来た事、
自分の立場からしか物事を見てこなかった事などが、
相手にも立場があり、その人なりの考えによってやった事で、
悪気があったとは限らないという事、
などにも気付く事ができました。

完璧な人間など存在しないのだから、
完璧を求めるのはナンセンスだという事を。

悪いところにフォーカスするのではなく、
良いところにフォーカスした方が、
人間関係はうまくいくのだという事を。

そして私は、今まで許せないと思っていた人達を、
許す気になれたのです。

険悪だった主人との仲も、
家族の大黒柱として、
仕事だけは一生懸命に頑張ってくれ、
家計を支えてくれた事、
念願の子供達二人を授けてくれた事、
夢の一戸建てを建ててくれた事など、
感謝できる事がたくさんある事に気が付きました。

自分も妻として、
出来ていないところがたくさんあるにも関わらず、
主人からは文句を言われた事が
ほとんど無い事にも気が付きました。
やりたい事をやりたい様にやらせてもくれました。

両親も、何はともあれ大人になるために、
色々とお世話になった事は確かだし、
厳しく育てられた事で、
自分でなんとかするという精神が育った事、
金銭的に厳しい家庭だった事で、
倹約する事や、お金の使い方が上手くなった事など、
たくさん良い面もあった事に気が付きました。


そして一番大きな気付きは、
ヨガは無理に頑張ってするものではなく、
あり方が大事だという事にも。

そんな気づきが増えていくにつれ、
体も柔軟性が増し、筋肉が付き、
体を動かすのが楽になり、
できるポーズも増えて来ました。

姿勢が良いと褒められる事も増えて来ました。

最初はあまり感じられなかった、
ポーズ中に気持ち良さと開放感を
味わう事ができる様になって来ました。

そうなってくると、ヨガをしない日は、
かえって体の調子が悪く感じられる様に、
やった日の方が調子が良いという事に気が付いて来ました。

そして、ヨガや瞑想の効能は、
今や脳科学的にも証明されていて、
脳の特性を利用して、
ヨガや瞑想でストレスをコントロールする事や、
夢を叶える事もできるんだという事も学びました。

また、ヨガレッスンをするという事は、
自分の出来る範囲のヨガを、
自分の知っている範囲のヨガの良さを、
シェアする、
というスタンスで伝えれば良いのだという事も知りました。


そこで私は、
自分がヨガを始めたくても
始められなかった原因が、
近所で気軽に通えるところが無かったから、
という経験上、同じ様に思っている人のために
気軽に通える住宅地の中の自宅で、
初心者の個人向けにヨガレッスンを始めたのでした。


続きはまた次回。










著者のKayo Satouさんに人生相談を申込む