家族で旅するコミュニティ 「ワールドスクーリング」を立ち上げる理由

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教室の片隅で、教科書片手に、先生の話を聞いて学ぶ。




その地理も歴史も、科学も語学も、

学校という施設の椅子に座って勉強する必要は、もうないのかも知れない。

その時代は、もう終わりに近づいているのかも知れない、と思う今日この頃なのです。





日豪の公立小学校に14年間勤務し、

公教育を学校の中から見ていると、

良いも悪いも見えてきます。



テストって、業者から送られてくるんだ。

そして、これを元に通知表つけるの?

英語の知らない先生が英語教えるの?

パソコン使えない・使わない先生が情報教育?

若者が職員会議で発言したらブーイング?

男性が育休とったらあかんの?

会議や事務作業が多くて、先生は授業の準備をする時間がない!

でも、学力上げろって、矛盾だよね?



早ければ朝は6時から、夜も0時を過ぎても働く先生達。

多くの先生は、自分の生活も家族も顧みず、

子どもたちの為になればと、ひたすら働き続ける・・・。





さぁ、私の娘も、もうすぐ6歳。

小学校にあがる歳が近づいてきました。




日本で学校に行く?

オーストラリアで行く?

はたまた、ホームスクーリング?



いやいや、私たちは


ワールドスクーリングだ!







って、そう簡単に思いついた訳ではありませんが、


旅好きな私たちには、ぴったりの私たち夫婦らしい我が子への教育の在り方を見つけました。




生活スタイルが変わって、仕事のスタイルも変わっているのに、

学校だけが変わらないなんてねぇ。



学校も、いろいろなスタイルがあって、

子どもや親も、選べるようになったらいい。



従来の学校の形も、

世界を旅して学ぶ「ワールドスクーリング」も、あったらいい。



選択肢は多い方が良い。



小学校で大切なのは、まずは好奇心。

そして、読み書き計算。



旅をしながら、親と一緒に学んだらいい。

親も一緒に学んだらいい。親子で成長するのが鍵。



親子でいろんなプロジェクトを考えて、創りだして、発表する。


考えただけで、わくわくします。



私や夫が旅の計画を練るように、

5歳の娘が行きたい場所リストやしたいプロジェクトを自ら考えています。


オーストラリア生まれ、育ちの娘の行きたい場所は、まず日本で、それからアフリカにキリンを見に行くそうです。


道中では、絵本を作って、写真も撮って、あと、動画でミニムービーを作るそうです。


なので、私たちの旅の目的地に日本とアフリカが入りました。



旅は、行く前から、私たちを結び、一つのチームにしてくれています。




AIが発達して、現存しているさまざまな職業がなくなるというのに、

今の大人を創ってきた教育を、

これから未来を創る子どもたちに同じようにしていて、それでいいのだろうかとも思うのです。




新たな発想は、新たな教育で学んだ子どもたちが生み出していく。




「ワールドスクーリング」を通して、子どもたちがどう成長し、何を社会に生み出していくのか、本当に楽しみです。


大好きな旅が私たちの明るい未来につながる道を、ようやく見つけることができました。



旅自身が、大人へも子どもへも教育であり、


旅で出会った国々の人々と強い友情を結ぶことが、世界の平和の第一歩であると信じています。





あなたも、「ワールドスクーリング」の輪に入りませんか?


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