激辛編2 ポポサラダ
みなさんは調子にのってしまう。そういう事はあるでしょうか?
まあ、人間ですので誰でも1度はそういう経験があると思います。私はどうやら大変調子にのりやすい人間のようです。
前日のトウガラシ1本丸ごと食いで、私は完全に調子にのっていました。
もう、私はポンティプさんの激辛料理の辛さも克服した。タイ料理の激辛もたいしたことは無いね。
などと恐れを知らぬヤンキー中学生のようなことを思っていました。
たった一回タイ料理を食べただけなのに、本当に世間知らずな私です。
さて、次の日です。
またまた、お昼ご飯の時間がやって来ました。私の英語のクラスは1日づつ日替わりで勉強する教室が違います。午前中と午後とでは勉強する教室が違うことがほとんどです。しかし、この日は1日をとうして同じ教室で英語の勉強をする日でした。クラスの移動がないので時間の余裕があり、タップリお昼ご飯の時間がありました。
その長いお昼ご飯の時間が、私の苦難の時間になることはまだ私は知りませんでした。
さて、その時はタイ人、ベトナム人、中国人、インド人の方々と一緒にお昼ご飯を食べていました。
女性はベンチに座ってお話しながら、男性の私はベンチに座る場所が無かったので立食いでした。
まあ、女性に席を譲るのは男性の役目でしょう。
しかし、その時私はぜんぜん別のことを考えていました。
空を見ながら、あーーー天気がいいと、気分もいいなぁーーー。などどボケていました。
そして、その頭の中の考えを日本語を、大きな声で口に出していました。
当然、他の人はわけわからづでしょう。たぶん。
そのときポンティプさんが、私に自分の弁当を食べていいよと勧めてきました。
そういえば朝ポンティプさんが、今日はカレーとポポサラダ作ってきたよ。そう私に話しに来ていました。
そしてカレーは辛くないから大丈夫よ。とも言っていました。まあ、私は辛いのは克服したから辛くても問題ないけどね。などと調子にのりまくっていました。
そしてカレーを一口食べてみました。カレーを食べた感想は、うん、やっぱり辛くない。そう思いました。
そのとき横にいた中国人のユリさんがカレーを一口食べて、辛い辛いとても辛くて食べれない。
などと話しています。
それを聞いて私は別に勝負でもないのに、中国人に勝った。
勝利の感覚を味わっていました。
そして、軽い気持ちでポポサラダを食べたのですが、やられました。。。。
昨日のトウガラシ丸ごと1本などとは、次元が違いました。
激辛なんてものではないです。
自分の未熟さを思い知りました。昨日のトウガラシ丸ごと一本の10倍くらい辛い。
なんで?????こんなに辛いの?????
あまりの辛さに思考が停止して私は、誰もわからない日本語で、まいった。まいった。
なぜか???連発して話していました。
辛さもおさまったころポンティプさんと、同じタイ人のアチャラさんが、なにやら話をしていました。
そして、アチャラさんが私に質問してきました。
ポンチィプの料理は辛かったか???
私は即答で、びっくりするほど辛かったと答えると、アチャラさんは私に言いました。
ポンチィプは、あのサラダ作るのにトウガラシ20本つかったのよ!!!!!
そう教えてくれました。
著者のNishimura Yukinoriさんに人生相談を申込む
著者のNishimura Yukinoriさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます