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デザイナーが考える、本当に大人になる時のお話し。

本当に大人になる時とはいつなんでしょうか。
世間では20歳になってから、ってことになっているけれど、
それは法律が定めた強制力のある一つの指針に過ぎない。
今までお母さんにやってもらっていたことを、やってあげた時。
という可愛らしい回答をくれた女性がいたが、なんとも素敵な答えである。
が、私はこう考える。
本当の大人になるシーン。
それは、銭湯で起こると(男性の場合)。


幼少期は皆、隠しません。
どこか、とは言われれば、あそこだ、と答える。
思春期、隠す時期を迎えます。
一番気にする時期。
もちろん、サイズだけの話ではない。
毛や皮といった、とてもデリケートな時期なのだ。
そして再び、隠さなくなった時。
知らないおじさまに囲まれていようとも。
となりにそんなに仲良くない知人がいようとも。
パーティションのない小型銭湯内であれば、もう完璧だ。
周りがこうだから、とか、基準や世間体を気にせず、さらけ出す。
オレはここにいる。



あ、大人になったな、って。
勝手に思ってます。
あまり他所様を気にしすぎて、
自分のがちっぽけに見えたら、かわいそうです。
かわいそう、かわいい。
デザインもそう。
チラチラと競合・事例を気にしつつも、最後は堂々とお客さんと一緒に見せる。
世の中に向かって。
オレはここにいる。ドーン!
また一皮、むけました。
ありがとうございます。

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アトオシ atooshi ディレクター/グラフィックデザイナー。日本タイポグラフィ協会正会員。東京デザイナー学院非常勤講師。ロゴマークを軸とした展開。ブランディング。デザインをより身近に感じていただく、日常とデザインを拡げる雑文集。◎日常と

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永井 弘人

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
締めとして、こちらにもプロフィールを載せたいと思います。

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永井 弘人(ナガイ ヒロト)
グラフィックデザイナー
日本タイポグラフィ協会 正会員
東京デザイナー学院 非常勤講師

1984年、東京都生まれ。明治大学・東京デザイナー学院卒業後、デザイン会社2社(メーカー・商業施設の広告・グラフィック制作/飲食・物販・医院における、ブランドコンサルティングを軸にした制作)を経て、2011年にアトオシ設立。

「ロゴマークを軸とした展開。」というコンセプトにて、飲食店・物販店・医院・中小企業等、VI・CI・ブランディングを中心としたグラフィックデザインを制作・展開し続けている。近年は、地域活性を目的としたプロジェクトにも積極的に取り組んでいる。

「日常とデザインを拡げる。」 をモットーに、執筆・トーク出演といった活動を行い、デザイナーではない方に、デザインの新たな楽しみ方を提案中。

・ Twitter:@hirotonagai
・ Facebook:hiroto.nagai
・ 雑文中心サイト:http://today.atooshi.com/
・ デザイン事例掲載サイト:http://www.atooshi.com/
・ 著書「デザイナーになる。」Amazon:http://goo.gl/S05Ks5

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今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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