朝、目が覚めると密室でした。 後編
前話:
朝、目が覚めると密室でした。
そう。トイレにいけないのである。
人間とは不思議である。
叶わない物事や手に入らないものだと
叶えたくなるし手に入れたくなる
タバコが吸えない場所にいると
余計に吸いたくなり
今日はお酒は控えてくださいと病院で言われると
呑みたくなる
そして例を違わず今回は
トイレに行けないと分かると
急にトイレにいきたくなった
まだ百歩譲って小便なら
お風呂場で済ませられるだろうが
今回は大である。
本当に私の身体は私に残酷だ
便意という名の帝国主義の奴隷になった気分だ
もちろんその王者は、、
※せっかくこのブログを読んでいただいてるので
食事中の方もおられるかもしれないので
下品な言葉はさけよう
そう。ジェイソンだ
ジェイソンが私の下腹部で馬車にのり
馬にひたすら鞭打っているに違いない
この勢いはヤバい
駿馬に乗っているなジェイソン
だけれどもいくら帝国主義の閉鎖的な国家でも
私は私である。
人間としての尊厳がある。
とてもじゃないがビニル袋等の応用で仮設便所は嫌である
ジェイソンの思う通りにはいかせないのだ
いつだって歴史を創り変えていくのは国民であり庶民である
私たちは負けない!さあみんな!戦おう!
そう胸に誓い拳を高くあげると
よけいおなか痛くなった
こんなことしている場合じゃない
こんな時にどうすれば良いのか
そう。心を無にするのである。
雑念を捨て心を無に。
ドアノブもジェイソンも
ケバブと一緒に削り取っていく。
よし。これでいい。
様々な雑念や欲求が人類を進歩させ新たな技術を生み
快適な生活が出来るのだが
時にそれらは行動を抑制し、自由を奪う。
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