朝、目が覚めると密室でした。 ファイナル

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前話: 朝、目が覚めると密室でした。 後編
違う!決定的に違う!
不信感だ!月曜の朝方にマンションの三階から
梯子でぶら下がっている人は
どうやら普通ではないのかもしれない
泥棒の類いと思われたら一番マズい
ここでおまわりさんのお世話になんかなりたくない
熊本の母にそんな知らせが届けば
母は悲しみに暮れるだろう親不孝だ
そこをまずは叩くしか無い
次の一手を発した。
泥棒じゃないですよお~
これで安心だろう。
本物の泥棒もきっと泥棒じゃないと主張するだろうが
私は本当に泥棒じゃない。ハートだ。小細工はいらない
本当の大局は戦とおなじである
武力ではない。心理戦だ。
おばさんに動きが見られた。

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