朝、目が覚めると密室でした。 ファイナル
そのときだった
決して起きてはいけない事態が発生した
マンションの隣の住居に住んでいるおばさんが
朝のゴミ出しのために表に出てきたのである!!
歩くたびに両手に掴んでいるビニル袋が
ガサリ
ガサリ
と何とも不吉な音をたてている
脱獄中に看守が通り過ぎ行く感覚だろう。
マイケーーーール!!と無性に叫びたくなった
頼む!!気づかないでくれえええええ
心臓の音まで消したつもりだったが
エスカーラがしくじったのである。
私が動きを止めても波打つので
惰力でカチャンカチャンと鳴ったのだ
著者のShirabo Shiraboさんに人生相談を申込む
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