朝、目が覚めると密室でした。 ファイナル

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前話: 朝、目が覚めると密室でした。 後編
こんなに大変だとは思わなかった。
どうするこの局面!!
生き残れ!!
冷静になろう。この場合、先に冷静になった方の勝ちだ
先手をとれ!正治!
頭の中で軍師諸葛亮孔明が囁いた気がした。
まずはいかにも普通の人を演じるべきだ
自由を求める帝国主義の民衆ではなく
泥棒に入ろうとしている人でもない。
笹塚のごく普通の市民だ。
全神経をフル活動させて
声帯を震わせ、第一声を放った
おはようございまぁす~
駄目だ。びくともしない。おばさんは不動のまま
RPG7を私に向けている。
何故だ!?平凡かつ善良な都民なら
朝の挨拶をするはずなのだが
何故だ!?
そうか、表情か?顔が笑っていないからか?

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