続!闘病生活の始まり!!

前話: 闘病生活の始まり!!

医者と患者は対等であるべきだ!


そう、病気を診てもらってるからといって、全てを医者に任せていたらとんでもないこともありえるのです。


これは実際に経験したことだから言えるのだけど、薬漬けは本当に危ない!!


40錠以上を1日で飲むなどは、あってはならないのです!


中には結構な劇薬も混じっていたりするので、薬の勉強も必要です。


1日47錠飲んだら10日で470錠・・・


考えられますか?


めまい、嘔吐、息切れ、そして訪れる精神崩壊の恐怖。


大量のステロイドを投与する


「ステロイドパルス療法」


とてつもなく怖い治療法です。


普通に10錠(50mg)を飲むだけでかなりの負担が体中を襲います。


しかし、ステロイドパルス療法は約1000mgを3日間投与するのです。


こんな治療受けたら精神的に異常が出ても当然なんですよ。


気分が凄くハイになってしまい、要らぬ一言を失言したり、自意識過剰になったりととんでもないことが起きてしまいます。


悪化すると政治家並みの暴言・失言をする恐れもありますよ!


この治療法は私には向いていなかったようで、現在は使用されていません。


何でも医者の言いなりになっていると余計悪くなることもあるんです。


自分の身は自分で守らないと!


だから薬と治療法の勉強は絶対にしておくべきなのです。


何とか病気の進行を遅らせたい!!


治療は効果を表すことなく、ついに車いすに乗るのが義務になってしまった。


足は枷でもつけているように重くて動かせない。


手の震えも次第にひどくなってきている状態・・・


そんな中、長期入院をしていると、いろんな病気の人達と同室になるのです。


入院してこられた人でも、数カ月後にはこの世を去ってしまう人もいて、凄く悲しい思いましました。


皆、死という現実に襲われ、パニックを起こす人も何人も見てきたのです。


もはや、まともでいられる時間がなくなってきている。


それでも部屋の中を明るい雰囲気にしようと馬鹿話をした思い出もあります。


それでも病気が進行してしまう人は四肢が動かなくなり、声を発することができない人も居ました。


そうなった人は、残りの人生を自宅で終えたい希望もあってお別れするしかないんです。


私は動けなくなった隣の男性に、


「負けないで!あきらめないで!!」


そう言って、買ってきた病気回復のお守りを手に握らせると、まぶたを動かして返事をしてくれました。


「ん~ん~・・・」


声を出したくても出せない・・・


でも、目尻に流れる涙で全部伝わってきます。


「しっかり病気と闘って下さいね!」


そう言って、病室から運び出される男性を見送りました。


入院して直ぐは、あんなに元気で明るかったのに・・・


これも現実!病院をたらい回しの刑!!


なんとも言いがたいのですが、ある一定の研究が終わるとゴミ同然の扱いになる。


病院の対応も一変してしまう。


入院しても早く退院しろの一点張りで、まともに相手をしてくれなくなったんです。


長く入院できて3ヶ月、


そして、徐々に日数を減らされ挙句の果てには治療途中で退院させれたことも・・・


どれだけの病院を移動したのでしょうか、3ヶ月毎の移住生活です。


たくさんの患者さんたちと、たくさんの会話をすることも出来ました。


ある意味、貴重な経験なのかもしれません。


某病院では私より年上が65歳、当時私は35歳、そして超高齢者のおばあちゃんが98歳!!


これも貴重な経験かも・・・


昼ご飯を食べたら、同室のおじいちゃんと将棋したりしたりできて楽しかったこともありました。


この某病院で朝の外気を味わいに出かけようと外に出ると、霊柩車が止まってる。


今度は誰なんだろうか・・・


霊柩車が止まってる朝は外出しないようにしていました。


車いすの移動って本当に大変んんですよ。


病院を移る度に体力はなくなっていくのです。


そして、気持ちに変化が訪れる!


初めての本格的なリハビリが始まるのでした。


つづく・・・




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