2度目に通った声優養成所/新世界編(最終話:前編)「 そして現場へ . . . 」
またまた長らくお待たせいたしました。
ついに最終話(前編)です。
ごめんなさい、ちょっと長いかな?と思ったので、
前後編に分けました。
後編は間を空けずにすぐアップしますので、ご安心を( ´∀`)
ボイスアクターズスタジオに入所してから早一年。
ついに最終審査の日がやってきました。
この審査の結果で全てが決まる!
私のこれまでの人生の全ては、
この日の為にあったといっても過言ではありません。
あ、ちょっと大げさかなヽ(°▽、°)ノ
でもまぁ、今までで最大の「人生の岐路」に立たされていたわけです。
なにしろ落ちたら声優になるのは諦めるつもりでしたから。
これまでほんっと芝居しかしてこなかったし、
他に興味が持てるものなんぞなーんにもないのに
「もし落ちたらどーすんだお前( ̄д ̄)」
とか自分で自分にプレッシャーかけてましたが、
「そんなもん落ちてから考えるぉ( ゚д゚)」
と、もう一人の自分があっけらかんと答えてました。
やる前から心配したって何の得もないし、意味もない(キッパリ)
最終審査までの間は、こうやって自己対話をひたすら繰り返していましたね(笑)
焦る自分と、それを諌める自分との闘いです。
他のライバル達はどうだったのかな?
今となっては知る由もなく(´・ω・`)
...が、例のN君からは聞くことができました!
話の流れの関係で、これは後編にてご紹介しますね。
どうぞお楽しみに。
さて!
ちょっと前置きが長くなりましたが、いよいよ最終審査の日です。
審査対象は全部で12名。
過去の記事でも書きましたが、過去最多人数です。
そして、何名が所属を勝ち取ることができるのかは、全く分かりません。
そもそも、ウルトラクイズのように通過できる人数が決まっていないのです。
もしかしたら全員所属になるかもしれないし、
逆に、全員が落ちるかもしれません。
こうなってくるともうほとんど運否天賦ですね。
これは毎年そうです。
しかし、運だけに頼ってなんとかなるものでは決してありません。
その運を掴めるだけの、最低限の力を持っていないといけない。
その最低限の力というのは、
「このまま現場に出してもとりあえず何とかなるんじゃないか?」
と思ってもらえるくらいのレベルに達していること。
ではないかな?と、私は思います。
当日、一人あたりの持ち時間は約5分程度。
(あ、もう少しあったのかな??7分くらい?あやふや御免)
これまでの授業で研究してきた「自分の売り」を
最大限に活かして詰め込んだものを、各々完成させてきました。
もちろん、自分(商品)を良く見せるための衣装も各自でチョイス。
正直私、衣装が一番困りました。゚(゚´Д`゚)゚。
自分が「こう見せたい」と思っている姿と、実際衣装を着た時の自分の姿、
ちゃんとマッチしているだろうか?大幅にズレてはいないだろうか?と、
結構長く悩みましたね(笑)金がないから凝れないし。
それに、これまで外見にはあまり拘ってこなかったこともあり、
ここに来て初めて、服選びというものを慎重にやったような気がします。
稽古ばっかり一生懸命で、見た目には一切気を使わない。
ダメな声優志望者の典型ですね。すみませんでした。
誰に謝ってんだ。
さて。
当日の私の服装はというと。
・タンクトップに近い型の白ピタTシャツ
・お気に入りの足長デニム
・ヒールの高いサンダル(サンダルじゃなくて靴(ブーツ)だったかも?)
・テンガロンハット
でした。
慎重に選んだわりに.....( ´_ゝ`)エート...
てか、このクソ寒い時期におま...!( ´゚д゚`;) みたいなね。
3月でしたから、まだまだ寒い季節。
でもね、やっぱ薄着だととにかく痩せて見えますし
(自分は着太りするタイプだと分かっていたから)、
高いヒールで足長に見せて、小さめのTシャツでさらにウエストも強調してみたり。
「オシャレは我慢」という言葉が身に染みた日でしたね。
今考えれば全然オシャレじゃなかったですけど、
この時はこれが精一杯だったのです...。
そして肝心のアピール内容は...
こ れ だ ↓
・自己紹介(1分弱)
・セリフの掛け合い(男の子キャラ✕2)
・映画の番宣ナレーション(子供向けアクション映画)
・朗読&セリフ(ある小説(王宮もの)の一節を読みました)
※ 間にフリートークを挟んで各項目を繋いでいく形
さて、お分かり頂けただろうか?
そう。
なんと、ナレーションが1つしか入っていない!(笑)
というのも、私の一番の売りは「芝居ができます!」ということだったので、
とにかくセリフを多めにする方向に持っていきました。
そう。
ぶっちゃけナレーションにはあまり興味がなかったということもあり、
セリフ系以外はほぼ切り捨て状態(どーん)
最後に披露した朗読の中身も、ほとんどがセリフの掛け合いでして、
自分が一番得意とする「緊迫感」のある場面をチョイス。
(ある架空の国で起こった謀反の場面/女王・公主・兵士の3人の掛け合い)
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