私の恋愛事情

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プロローグ

私の恋は、すぐに終わりを告げる。
そんな恋しかしなかった…
本気の恋なんてする訳ないと、思っていたのに…
ある日、突然私の前に君が現れた。
そんな事から、私は本気で
恋に落ちてしまったんだ…。

第1話 裏切り 最低

私の名前は、藤咲 花音(ふじさき はなね)
17歳。
今まで付き合った人は、今の彼氏を含めて8人目。
この私が本気で、恋をしないのには理由がある。
約5年前、中学1年の時
私はそれまで、平凡な生活を送っていた。
中学校生活も平凡だった。
友達は多い方でもなかったけど、
そこそこ楽しい生活をしていた。
学校が終わり、私は1人で帰宅していた。学校は自転車通学が禁止で、毎日40分かけて歩いて帰宅していた。
今日も歩いて帰っていた。
そんな時、後ろから車のクラクションが聞こえた。
プップー
男性「ちょっと、すみません。道に迷ってしまって‼︎」
この人怪しいー。私は心でそう思った。
見た目は、サングラスをかけていて、ピアスをジャラジャラ付けている。
「ごめんなさい。私急いでいるので!」
男性が車から降りて来て、私の手を握って来た。
「離して下さい‼︎離して!」
男性「道を聞いているだけじゃないか!」
「イヤ、イヤ、イヤ〜離して、離してよ
誰か助けて〜」
男性「チッ‼︎」
男性は周りがザワザワした瞬間
車に駆け込み何処かへ行った。
やっぱり、あの人怪しい人だった。
周りの人達が声を掛けて来た。
「もう大丈夫です!迷惑かけてすみません。ご心配おかけしました。」
私は夜道をまた1人走って帰った。
怖くて、怖くて必至に走った。
「もしあの人に連れ去られてら
どうなってたんだろう…考えるだけでもゾッとするなぁー」
そんな事を思いながら、私は家に着いた!
「ただいまー。はぁ…」
母「私さぁー今日変な人に、誘拐されるところだった。道が分からないから教えて欲しいって言われて、でもその人
見た目も怪しくて、逃げようとしたら手を掴まれた。本当に怖かった…。」
私は気付かぬうちに泣いていた…
そして私は思いきり泣いた。
数時間泣いた後に、私は自分の部屋に行った。
部屋に入ると、ケータイが光っているのが見えた!
「誰だろう?」
画面には、祐君と出ていた。
この頃の私は、まだ普通に恋愛が出来てた。人を好きになって。
愛されて、愛してそんな恋愛が出来てた。
メールを見てみると
「花音〜無事に帰り着いたかな?」
と書いてあった。
心配しているようだから、すぐに返信を返した!
「今帰りついたなり〜(^O^)」
私は元気を装いながらメールをした。
〜♪〜♪〜♪〜
メールを受信しました。
「無事に帰り着いたなら
良かった。いつも帰り道が逆だから…
心配してるんだ(^^;;俺さ花音に何かあったら生きていけないからさ。」
メールを送信しました。
「いつも心配してくれてありがとう(^O^)
でも何もないから大丈夫だよ(笑)
私は幸せ者だね(笑)祐君に毎日心配されて、愛されて幸せ(^O^)」
今日の出来事なんて、祐君には言えない。心配かけたくないから…
それに、怖い思いはしたけど
誘拐されてないから大丈夫。
そんな事を考えていたら、ケータイが鳴った!
着信画面には北條 祐【ほうじょう ゆう】と出ていた。
私は一呼吸置いてから電話に出た‼︎
「もしも〜し花音だよ‼︎」
「ぷっ(笑)毎回言うけどさ〜
俺は、花音に電話かけてるから、名前を言わなくても分かってるよ‼︎(笑)」
「あははは(笑)そうだよね〜♪」
「そうさー。花音は天然だね(笑)」
「そんな事ないよー‼︎」
「自覚ない奴に限って、そう言うんだよ‼︎(笑)」
「そうかな〜私は普通だと思うよ」
「だって花音はさ、何もない所で
転んだり、電信柱にぶつかったり、人前で転んでもヘラヘラして笑ってるから最初はビックリした(笑)」
「あはははー(笑)確かにそうだね(笑)よく転ぶね‼︎」
「自分の事なに、やっぱり笑ってるし(笑)花音は、可愛いな!」
「えっ⁈何言ってるの。可愛くないよ‼︎」
「そういう照れてる花音を見るのも
俺は好きだょ。」
「祐君…私も好きだょ。」
そんな事を言いながら、2人で照れた。
「あっ!祐君もうこんな時間だよ(笑)」
「じゃそろそろ寝るか」
「そうだね(笑)おやすみ〜」
「花音おやすみ」
私達は電話を切った。
次の日
「花音起きなさ〜い。朝よ‼︎」
「うーまだ眠い…」
「もう7時30分過ぎてるわよ‼︎」
「ぅん…え‼︎嘘⁈もうそんな時間?
遅れちゃうよ‼︎」
私は慌てて制服に着替えて
階段をドタバタドタバタ降りた。
「お母さん何で、もっと早く起こしてくれなかったの?」
「起こしたわよ‼︎花ちゃんが目覚まし止めるのが悪いんでしょう(笑)
うふふふふ」
「うー」
私は食パンを1枚片手に取り
「行ってきまーす。」
「行ってらっしゃ〜い」
私は急いで学校へと向かった。
昨日の出来事を思い出しながら走った。
チャイムが鳴り終わると同時に私は教室の引き戸を開けた。
「セーフだよね?私間に合った?」
皆がクスクス笑ってる。
後ろに嫌な気配を感じ振り向くと同時に
パコーン
「痛ぁーい」
「藤咲〜お前はまた遅刻かぁ〜」
「テヘッ(笑)ごめんちゃい」

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