☆滅ぼし物語☆1期8章
フィリニア「一旦逃げて下さい!!このモンスターはディア・フゥルス。魔界の暗い森の奥で眠っていた上級悪魔です。」
フィリニアは必死にユーリたちを逃がそうとして虹色の水滴を落とし続ける。
14話 完
☆ディア・フゥルス☆
説明、魔界の暗い森の奥地に生息している人型の上級悪魔。通常の悪魔より腕力が強く、破壊力は大きな岩を木っ端微塵に吹き飛ばす程。普段は眠りについていて魔界から離れることはない。魔王の復活とともに目を覚ますことがある。主な攻撃は拳で殴ったり獲物の首を手で締め殺そうとする。尻尾も生えており、なぎ払いも可能。戦うことがあるならば強力な拳に注意したい。
15話(退却)
虹色の水滴でディア・フゥルスが苦しんでいる中、ユーリは必死に立ち上がりソルとミナに大きな声で叫ぶ。
ユーリ「悔しいがフィリニアの言うとおりだ。逃げるぞ!」
ミナ「この街にいる人はどうなるの!!」
ユーリは涙を流しながらソルとミナの肩を優しく叩く。
ユーリ「確かに栄える街に残っている人を見殺しになんてしたくない!!でも強すぎるんだ・・・」
ソルとミナはユーリの必死の訴えに退却を決意した。ユーリたちは栄える街の東へと走り始める。
15話 完
16話(怪しげな家)
ユーリたちはただひたすら無我夢中に走り続けた。
(タッタッタッタッ!)
中央広場から300m程東に走ったのか、怪しげな家がユーリたちの視界に入る。そうしていると催眠術にかかったのか、怪しげな家にユーリたちは吸い込まれるように入っていった。
(ギィィィィ)
不気味なドアの開く音とともに誰かが話しかけてくる。
???「あの、大丈夫ですか?」
家の中が妙な音がするが、ユーリは荒い息とともに小さい声で話しかけた。
16話 完
17話(占いの店)
家が静かになっている中、ユーリは口を開けた。
ユーリ「大丈夫だ。それでここはどこだ??」
???「ここは占い師の店。あなたたちがうちの店の前にたっているものだから来てもらっちゃった。私の名前はエミリアです、よろしくね」
ミナは宿屋で街人から教えて貰った話しのとおり、ここは占いの店だった。
ミナ「ここは占いの店なのね、じゃあ早速占って貰える?」
エミリア「いいでしょう。では、そこにある椅子に座って下さいな」
エミリアは怪しげな家の真ん中辺りにある椅子を指差す。
17話 完
18話(占いの力)
ユーリたちは言われるままに椅子に座った。そうするとエミリアは水晶玉で占いを始める。
エミリア「んんん・・・わかりました。いまあなたたちはモンスターに負けて逃げてきたのね」
ユーリ「なぜわかる?!」
エミリアはユーリたちが何故ここに来たのかを言い当てた。
ソル「続きはないの??」
エミリア「わかった。もう少し見てみるね。」
水晶玉で占いを続けている中、ミナがある質問をする。
18話 完
19話(悪魔の種類について)
ゆっくり時間が流れる中、ミナは口を開けて話し始める。
ミナ「ねぇ、魔王ってなんなのか聞いてもいい??」
ミナの質問にエミリアは水晶玉占いを中断して質問に返事を返した。
エミリア「魔王はこの世界を破滅へと導く者で魔王は神種に入りますね。それであなたたちが中央広場で見たのは人種の悪魔ですね。あとよく遭遇するのがモンスター種だと思うの」
ユーリ「神種?」
疑問を抱いているとエミリアが一冊の本をユーリに手渡した。
19話 完
20話(一つの疑問)
エミリアが一冊の本をユーリに手渡すと、なんの本かを説明した。
エミリア「これは悪魔・種類の書です。よろしければ読んで見て下さい」
ユーリはエミリアから本を受けとると、本のページをめくって読み始めた。
ユーリ「いまいる魔王ってソルの影なんだよな?これからどうすればいいんだ?」
本を読みながらソルの影が魔王ということを思いだす。
20話 完
☆悪魔・種類の書☆
説明、悪魔は人種、モンスター種、神種の三種類の存在が報告されている。人種は人間の言葉が話せて腕力が強い。モンスター種は爪や身体に異常な進化を遂げている。神種は素早さ、腕力、聴力、嗅覚が人間の数十倍発達しており、魔王などが神種に入る。また、悪魔と違った並外れた力を持つ龍なども神種に入る。
21話(決意を胸に・・・「1」)
ユーリの一つの疑問にエミリアは簡単に返事を返す。
エミリア「あなたたちは魔王を滅ぼす力を持っています。だから魔界にある魔王城に向かって下さい。」
ソル「ユーリ、行こうよ魔王城へ」
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