もしもパソコンを触ったことがない文系大学新入生がシリコンバレーに初海外一人旅をしたら........

「お客様 お客様 目的地に到着しましたよ!」という若い背の高い美人なお姉さんの高い声で僕は目が覚めた。目を開けた先に広がっていたのは「新しいセカイ」だった



まず簡単な自己紹介をすると小中高とサッカーを10年以上続けていました。体育会系の人でした。だからもちろんパソコンも触ったことないに等しいし、英語も話せません。現地に知り合いも最初は0でした。

そんな自分がなぜいきなりシリコンバレーに行こうと思ったのかというと大学からは今までしてきたサッカーとは全く別のことをやりたいことと、受験で代ゼミの映像授業を受けた経験からテクノロジーに可能性を感じITの方向に進むと決めました。ただただ漠然とした夢でした。

サッカー界のキングカズは中学でサッカー王国と呼ばれているブラジルに行った

受験で成功した人は高1からオープンキャンパスに行っていた

飲食で成功してる人の多くは本場王国と呼ばれている場所で修行していた




だから僕はIT王国シリコンバレーにとりあえず行くことに直感で決めました




無事サンフランシスコに着き最初に行った場所はUCバークレー(カリフォルニア大学バークレー校)アメリカの名門。2年後に大学の交換留学制度を使って行きたい大学

そして翌朝はビーチに!! そしてなんとそこはヌーディストビーチだった。

なぜか犬に嫌われる笑→噛まれる(焦)発症したら99%死ぬ....噛まれた後のワクチン必須....汗 こっちの保険を買ってない(笑えない)


「まあ大丈夫やろ」と自分に言い聞かせ放置プレイ笑 としながらもどこかで頭にひっかかっている....


そして翌日スタンフォード大学d schoolのイベントに行く。

そこで知り合った女の人に車で駅まで送ってもらう。時間はアメリカの夜の11時30分。普通はサンフランシスコに帰るところをなぜかサンノゼに行きたくなった。 はっきり言って理解不能。危なすぎる。でも直感を信じて行くことに!


盛り上がってるグループを見つける


Aさん:I am SPANISH

Bさん:I am CHINESE 

Cさん:I am MEXICAN

Dさん:I am INDIA

俺 :I am JAPANESE!!

と言って乱入して仲良くなる笑 なんと全員スタンフォード大学の医師だった


噛まれたことを相談!笑 すると.............



医師:Emergency!!


サンノゼにある緊急病院まで車で送ってってもらった笑。無料で治療。


人との出会い、温かさ、直感に感謝感激。その日は病院で一泊笑。


すると先日車で送ってくれた女の人からメッセージが来て故障した自転車をもらえることになりました笑。壊れた自転車を押して目的地へ!すると後ろから車に乗ったデカイいかついおっちゃんが「Hey!! その自転車壊れてるなら俺が直してやるよ!!」


神な展開すぎた!!ww


チャリをこいで三千里  チャリが友達 チャリとは「もう一人の僕」である


調子乗ってたら終電逃しました笑。


自分の目の前には2択。


みなさんはどちらを選びますか?


①始発待つ


②手にいれた自転車を使いサンノゼからサンフランシスコまで帰る 約70Km


①を選んだみなさんに逆にお聞きしたいのは目の前にチャリがあって①を選びますか?って話でしょ!?



断然ワクワクできそうな②を選んでアメリカの深夜12時から6時間自転車こぎ続けました笑。途中で真っ暗な道もあったりした。 怖かったーw 携帯充電するために途中のスタバで30分くらい休憩!


んで帰ろうと思ったらまさかの自分の目の前で車が横転しました。



どんなタイミングやねんww



すべて事実です! 中にいた人は無事でした!第一発見者なので警察に通報、そして事情聴取笑  そして伊藤園とEvernote主催のイベントに参加。Hackathon × お茶



実は5月2日〜4日まで出ると予定していたStartupweekendが急遽2日前に中止になったんです。だからFacebookで知った茶ッカソンというイベントが面白そうだったので応募することに。じゃあまさかのキャンセル待ち。でも大学生という立場を利用すれば一人くらい増やしてくれるんじゃないかと思い、このそうそうたる審査員、司会者全員に「ぼくを参加させてほしい」という内容の個人メッセを送りました。(笑)ある人が強く推してくれたのと、キャンセルが偶然出たんがあいまって参加することができました。

はっきりいって出る前から何か起こる気しかしなかった笑。


肝心の内容は


①sweeten drinkerの50%をunsweaten drinkerにするには?

②お〜いお茶を使ってEvernoteのユーザーを増やすには?


何より特筆すべきはシリコンバレーで活躍している日本人が勢ぞろいしていたこと。ここで感じたのはシリコンバレーで活躍している日本人のエネルギッシュさとつながりの強さと優しさ。とにかくこの3つに尽きます。あれは実際にあの場にいないと多分感じられない。肌で感じるとはこのことだと思った。


そしてこのイベントでは中学生の行事ごとから周りは持っていて自分は持っていなくてコンプレックスを感じていたキャリーバッグを見事に抽選で当てることができました!笑

YAMAHAの2〜3万円相当の超高性能のキャリーバッグです!!

前で登壇させていただいたときに咄嗟に思いついた一言を言わせていただきました「ありがとうございます やっぱ僕持ってるなと」 うけてよかったです笑笑

本当に楽しかった!!Napaのイベントが2日前に中止の連絡が来てくれて良かった!!



言わずと知れたエンジニアの天国Googleにずっと行きたかった。茶ッカソンの審査員だった川島さんにお願いしてGoogle本社の社内にお邪魔させていただき食堂でご飯を食べさせていただきました。そのときに感じたことについて書こうと思います。


これぞ“ダイバーシティ”だということ


鳥肌がたった。ありきたりな言葉なのかもしれないけど、いろんな国の人がいる。ほんとうに。今まで僕は中高一貫だったことや、ずっとサッカーをしてきたり、周りとの連絡を一切断ち、受験時代を過ごしてきた。それによって得たメリットもある反面、ずっと同じ枠の中で過ごしてきたんだなーというデメリットもあるということを余計ここで感じた。やっぱり世界にはいろんな場所があり、いろんな人がいて今まで周りの目を気にしないと意識しながらも意識していた自分がバカらしくなった。とてつもないパワーを感じた。だからこそ個を強く持っていこうと思ったし、こういう世界中のいろんな人が集まる場所で働きたい、暮らしたいと思った。



現地の起業家との交流


500startupsYCombinaterという超有名アクセレレータを招いて寿司パーティをしました。Techhouseに住んでいたからこそ感じられたありえないクオリティーの高さ。



そしてMakerfaire(もの作りの祭典)にも参加


そこで目にしたものは

①3Dプリンター

もうあらゆるものがこの3Dプリンターでできている現実に衝撃を受けた。人がやることってますますなくなっていくんだろーなー。

②Oculus

Oculusをやってみた笑。

Oculusとはバーチャルリアリティのゲームのこと。実際に自分がゲームの世界にいるように感じるんですよね笑。20年前まではファミコンとかだったのに。めっちゃリアルでめっちゃおもしろいです笑。ただし、死ぬほど酔います。

③これ何?笑





など数えきれないほどおもしろいものがあり、本当に衝撃を受け面白かった。今は“Internet of things” (モノのインターネット化)の時代と言われハードウェアの波が来ていると言われているとは知識では知っていたがまさかここまでとは...という感想。近い将来、平出さんがおっしゃっていたように“スマホがなくなる”そんな未来が見えた。客層としてはギークな人達というよりは一般的な家族連れが多かった。子供のほうが大人より感受性が高いし、絶対に子供のためになるイベントだなーと思いました。ほんまオススメです。このイベントのチケットは川島さんに「10年後に20倍にして返すならお前にタダであげるよ」という条件でいただきました。本当に感謝です。川島さんは僕にとって恩人です。冗談で言ったかもしれないですが僕は本気です。

また

僕は日本に帰る数日前インタビューをした森本さんに同じくインタビューした伊藤園の角野さんの送別会に招待されました。そこには僕がずっと憧れていたというApple storeからApple本社へ転職しジョブズとともに働き、今は Evernoteで働くTaidoさんという方がいました。まさに「点と点がつながった瞬間」でした


“奇跡を起こすのはあくまで自分の行動であり、偶然ではなく、必然だったと考えるべき” by 本田圭佑



僕はTaidoさんに出会えたことを必然だと思っています。リスクを犯して行動したことで幸運を引き寄せました。実は僕はアメリカに行くまえにTaidoさんに関して書かれていたこの記事に感激しFacebookでシェアしてました笑。

http://engineer.typemag.jp/article/taido-nakajima-neworder

心の中で「すげー!」と叫んだのを覚えています。僕がTaidoさんにはじめて会ったのが5月16日。当初僕が帰るはずだった便は5月4日笑。そうです。僕はシリコンバレーで感じた自分のじ“持ってる感”と“直感”を信じ、帰りの飛行機を一度捨てて新しい便を買ったんです笑。ただのバカです笑。でもバカだっからこそ、Googleにも行けたし、憧れだったTaidoさんと会えて次の日にご飯に連れてもらったり、Makerfaireなどで素晴らしい経験をすることができました。自分がいつか先輩とか大人と呼ばれる人になっているときにはTaidoさんのような優しくて真摯で力強い人に僕もなりたいと強く思いました。本当に憧れであり目標です。出会えてよかった。また会いたい。

今回の旅で出会ったすべての人に恩返しする。だから修行して力をつける。必ず!!


修行するのは大きくわけて2

①相手の言葉を理解し、自分の気持ちを伝える英語力 見聞色の覇気    

②アイデアを形にしてプロダクトで己を語るプログラミング力 武装色の覇気

③自分のプロダクトを使って、自由自在に自分で道を切り開いていく力    覇王色の覇気



*覇気というのは、日本で一番有名な漫画「ワンピース」に出てくる能力のことです。主人公ルフィは、このままでは、敵を超えられないから、仲間を守れないと考えました。そこで、冒険を止め、2年間、島にこもり、この3つの能力の修行をしました。この後、ルフィ含めた麦わらの一味は飛躍的な成長を遂げました。参考)ワンピース人生論



「もう一人の僕」であるお世話になった自転車はどうしたかというと、帰国前日にアメリカらしく静かに何も言わずにまるでそこに何も存在していなかったように姿を消しました笑 

怒りと喪失感だけを残して.........笑

まるでその役目を果たし終えたかのように......    





追記


あれから1年後

                                 

1年後

○○でも○○になれる時代! シリコンバレーとトビタテ留学JAPANに行くまで気づかなかった、「エリート・実家・起業」より大切なこと に続く

1年半後

文系初心者が東大理系エンジニア集団Progateで、エンジニアとしてインターンするまで気付かなかった「1人・教材・海外留学」より大切なこと に続く


2年半後

「人種差別は解決不可能な問題か」という質問に対する、自分なりの答えと留学codeを開発した本当の理由 に続く


3年後

留学codeからDiverseasへの名前変更とサービスの国際化版リリースのお知らせ に続く

5年後
落ちこぼれだった僕が、憧れの本田圭佑から投資を受け、ホームシェアサービス「Homii(ホーミー)」を始めるまで
https://note.mu/hidetakadesu/n/ncc19983afab5


【番外編】大学新入生がシリコンバレーで『日本を救う起業家No1』メルカリ社長とのランチを1秒で断った1年後Progateで再会した話

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