0からの出発・第四十二話『忘れられない・8月15日終戦記念日のライブは・・・』★ちょっとした勇気で世界制覇したダンサー俳優「神ひろし」

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著者: 神 ひろし

「神ひろしSHOW」。8月15日終戦記念日のライブは忘れられない日になりそうです。

 さて、ダンス始めようと思っている人や、ダンスの見方を知りたいと思う人達の為に、

簡単にダンスジャンルを解説します。


今、昨年から一年間のロングランで『神ひろしSHOW』をやっていますが、

僕のやっているダンスのベースは「ジャズダンス」です。


そこをベースに、ヒップホップテイストや、コンテンポラリーダンス、

それから、「神ひろしSHOW」の第二部では、

海外で長年やってきた『王女メディア』にも取り入れている、日本舞踊と京劇、舞踏テイストも入れています。

◆第二部Vocalドラマ『邯鄲の夢』の神ひろし◆


◆「ジャズダンス」とは?!◆

さて、僕のベースになっているのは『ジャズダンス』ですが・・・

ジャズダンスとは何か?!・・・


ジャズダンスは、ミュージカルや歌手のバックダンス、CM等、

ダンスビジネスとしての活躍の場が最も多くポピュラーなのがジャズダンスと言われるものです。


劇団四季、宝塚、ジャニーズ系のダンスのベースもジャズが基本です。


また、近年、「ストリートジャズ」と言われるジャンルも現れました。

が、おそらく、ストリートジャズを名乗るダンサー達で知っている人は少ないと思いますが、

ジャズダンスを体系化したのはニューヨークにスタジオがあるルイジ・スチュワート(2015年4月7日90才で死去)先生です。

◆ルイジ&神ひろし(2012年 ニューヨーク・ルイジジャズセンター)◆


◆「ストリートジャズ」とは?!◆

では、「ストリートジャズ」とは何か?


私見ですが、乱暴な言い方でごめんなさい。

スタンダードなジャズダンサーから見た「ストリートジャズ」は、

ジャズではなく、やはり、ヒップホップです。


なぜなら、「ストリートジャズ」を名乗るダンサーの大半は、

ジャズダンサーに必須のピルエットやシエネと言う回転技は不得意か、或は、回転技は出来ません。


◆「ヒップホップ」とは?!◆

 ヒップホップとは、ニューヨークのサウスブロンクス地区から発生した黒人のユースカルチャーの総称で、基本、クラブやデイスコで踊られるダンスです。

で、アップとダウンのリズム訓練が基本になります。


少々、乱暴なくくりになりますが・・・


「ジャズダンス」とは、ミュージカルのベースになっている白人系ダンス!!


「ヒップホップ」はストリートで生まれた、クラブやディスコで踊られるラフな黒人系のダンス!!


   ・・・と言えます。


で、ヒップホップは、回転技の為に、身体に心棒を作る訓練の要るジャズダンスと違い、

ノリさえマスターできれば、初心者にも入りやすく楽しいダンスなんです。


最近、僕がやっていた「ディスコダンス」は、ストリートダンスの前身であると気づきました。

全然つながりがないと思っていましたが・・・


動画:現代女形 神ひろし ストリートダンス 挑戦中!


こちらも、解説します。


◆ヒップホップの源流は『ディスコダンス』だった?!・・・◆


◆ディスコプリンスと言われた時期もある神ひろし◆

ヒップホップは1970年代初頭に、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区で生まれました。

サウス・ブロンクスは、ストリート・ギャングが多い地区であり、

貧困でドラッグにおぼれる人や、古いボロボロの建物が並ぶ町でした。


1970年代当時、世間ではディスコが大ブーム。

が、貧困なアフリカ系アメリカ人の若者達は、ディスコに遊びに行くお金がなく、

お金のかからない公園で遊んだのです。

これが、ヒップホップのオールドスクールの始まりです。


一方、生バンドの代わりにレコードを掛ける「ディスコ」が

本格的な発展を遂げたのは1960年代以降のアメリカのニューヨークのゲイ・シーンで、

映画「サタディナイト・フィーバー」を見れば何となくニュアンスがわかるのですが、

客層はゲイの黒人・ヒスパニック系などのマイノリティが主流でした。


どちらにしても当時貧しかった若者達の集いの場で、

ダンスが有る意味唯一の娯楽であり、

エネルギーのはけ口だった言っても良いのではないかと思います。

◆東急セミナーで指導した神ひろしの「ディスコダンス」のチラシ◆


日本へ輸入されたディスコとはこのディスコ・ブームの時の

「白人大衆向けにコマーシャル化されたもの」で、

ゲイや黒人音楽の要素は非常に薄く、唯一、

近いものがあるとすれば、新宿2丁目の小さなディスコだったと思われます。


で、日本ではディスコという言葉はかつての風俗としてのディスコと、

現在のクラブ音楽の源流としてのディスコの二つの意味があります。


僕自身はディスコダンスが大好きで、

スタジオではジャズダンスやバレエを習い、夜な夜なディスコ通いをしていました。


で、今や伝説!

三宅一生、コシノ・ジュンコ、加賀まりこ、沢田研二、安井かずみ

~など時代の先端を行くそうそうたるメンバーが遊んでいたので、

東京はすごいなあ~と、その人達を呆然と端っこで眺めながら、

ジーンズと白のTシャッしか持ってなかった僕は、

メチャ浮いてたと思います。


・ ・・が、いつしか、彼らの招きで輪に入るようになり、

未だに謎ですが、あのカッコいい人達の中にいて、

ダサい19才の僕は、なぜか、モテモテだったのです。

・・・


で、ディスコダンスとヒップホップは別物と長い間、思っていましたが、

最近のジャジーなヒップホップの流れを見ると、

どうやら、同じヒップホップでも、今の流れとしては、

ディスコダンスとオールドスクールの中間のようなノリになってるような気がします。


◆「コンテンポラリーダンス」とは?!◆

 更に、最近では、うれしい事に、

現代舞踊協会理事長の花輪洋治先生他、コンテンポラリーダンサーが

僕の「神ひろしSHOW」に出演下さっていますが、

このコンテンポラリーダンスについても説明します。

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