妥協とこだわりの狭間でートータルでの幸せを考えなさいーPart.Ⅰ

次話: 妥協とこだわりの狭間でートータルでの幸せを考えなさいーPart.Ⅱ
著者: 菱沼 あげは

突然ですが、私、就活時に最も避けていた業界で派遣社員として働いています。

幸か不幸か学部で留年したり、理系(工学系卒)だったので、同期が就職して

頑張っている姿を見ることが出来る立場での就職活動でした。

自分も卒業後は専門分野の技術職で、勤務地は東京か神奈川(実家は東京)を希望していました。


修士1年の夏、パニック障害発症

夏の集中講義の時の事でした。

突然の吐き気に講義を抜け出しトイレでガタガタと震えていました。

パニック障害でした。

何度かそういうことが続き、学校の保健室に行き病院を紹介されて受診。

元々境界性パーソナリティ障害と診断された事が過去にあり精神面が大変弱い上に

アレルギー喘息があり、体も丈夫な方ではありませんでした。

2ヶ月ほど療養し、その後研究室でも配慮いただき、無事卒業に至るのですが

時を同じくして、うつ病になり仕事を辞める友人が立て続けに4人ほど出ました。


私の体と心は普通の社会に適応できるのだろうか

私より体も心も丈夫な子達が、うつ病になり一年足らずで仕事を辞めて

実家で自宅療養となるケースを目の当たりにし、自分もパニック障害を発症。

「私の体と心は普通の社会に適応できるのだろうか」

とても不安に思いました。

でも就職活動をしないわけにはいきません。某就職支援サイトで

勤務地と業種を絞り、書類を送り、面接に行っては落とされる、を

繰り返しているうちに、面接に行く交通費と書類を作る労力が惜しくなり

「私はよっぽどコミュニケーションに問題があるんだ」という答えに

辿り着き、就活を辞めました。修士2年の12月のことでした。



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