禁じられた遊び

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著者: 岩野 亨

まだ自宅と事務所が別だった頃。

夜中や日曜日は自宅で仕事していた。 

しかし自宅には仕事部屋というしゃれたものは存在しない。 

ある日の日曜日。

ダイニングテーブルで仕事していると頻繁に娘達が「あそぼ」と寄ってくる。

  




結局根負けしてしばし相手をしてあげることに。



  



新聞紙を棒状に丸めたもので互いを叩きまくるだけのとってもマゾヒスティックな遊び。


  



無言で叩いていると幼児虐待になってしまうので、叩くときに「かきーん」とか「ちーん」とか言っていた。 

そして娘達がこの遊び及び「新聞紙を丸めた棒」につけた名称が『ちーんちーん』。 

娘達はとても楽しかったらしい。 

それから平日自分が仕事から帰ってくると毎晩「『ちーんちーん』しよう」と寄ってくる。


  



 「だめ」と断ると、「しよう!!」とやたら興奮してくる。 


そして興奮の為『ちーんちーん』は『ちんちん』に省略される。


  



 「『ちんちん』どこにあるの!!」

 「『ちんちん』出して!!」 と大声でさけぶさけぶ。


 私も怒気を含んで「だめ」としかる。

 もちろんここでいう『ちんちん』は「新聞紙を丸めた棒」の事である。 

ちなみに当時の自宅は団地である。 

大声で叫べば、辺り一帯に声がとおる・・・・


  



 「あそこの家庭変ね・・・」と近所に噂されていたであろう懐かしき思い出。。。 


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営業いろいろ