ものわすれた話

著者: 大槻 健志
 突然ですが、私はよくものわすれをします。別に年齢のせいではございませんで、昔からそうです。

 たとえばどこかに出かけようと部屋をでて車のキーを忘れたりといった話です。
 ある日のこと、私は美容院に出かけようと急いでいました。予約の時間に間に合わないくらいだったのでかなり急いでいました。当然かどうかはともかく、その日もまずキーを忘れまして、慌てて戻りました。さらに急いで、車をだして近くのコンビニへ、ドリンクを買おうとよったところ、財布をわすれていることに気付きました。つまりは免許証も忘れていました。走って部屋まで戻ろうかと思ったのですが、本来ならそうすべきなのでしょうが、なにせ時間がないもので、車で大急ぎで戻り財布をとって再びコンビニへ、コーヒーを買っていざ出発しおました。
 ようやくなんとか時間までに着いたはいいのですが、財布の中に十分なお金が入っていませんでした。常連だったので支払いを次の日にしてもらいました。その日は、ほかにもいろいろあったような気がしますが、忘れてしましました。

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