就職活動中の学生と先輩社会人の話

次話: 就職活動中の学生と先輩社会人の話(2)
著者: 貴島 泰実
既にご存知の内容かもしれないが、日本には新卒採用というシステムがあり、多くの正社員と非正規雇用ないしは無職を生み出している。正社員の中でも本当に自分が一番就きたい仕事をやっているのは一部で、残りは日々の生活を営むために今の仕事に従事しているのが現状だ。

「そんなシステムおかしい」って考える就職活動中の学生が、社会人10年目の大学の先輩にとある居酒屋で疑問を投げかけた話が以下の通りである。

学生
やっぱおかしいですよ!
社会人
何が?
学生
会社はほんとに僕のこと見てくれてるんすかね?
社会人
何をやぶからぼうに
学生
だって、もう3ケタもエントリーして、50社近く書類出したのに、内定が一つもないんすよ。
社会人
ほう。
学生
面接ではみんな同じような事言ってるし、たった30分でほんとに僕のことわかってくれたんですかね?
社会人
まあ30分じゃ限界があるだろうね。
学生
じゃあ会社はどうやって、合否決めてんですか!
社会人
まあノリじゃね(笑)
学生
真面目に答えて下さいよ。今日は先輩に社会人の見方を色々と教えてもらおうと思ってんすから。
社会人
そうだな、明日は土曜日だし、かわいい後輩のために少しアドバイスでもしようか。
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