刺激的な夏

著者: 酒井 庸介

マンネリ化したキャンパスライフを過ごしていた2年生の夏..,
今年も去年と同じ夏休みになるのか…青い空を眺めながらふと思う。
目立ちたがり屋の自分は、夏休みにやることもないのにもかかわらず、人と違う変わったことをやろうと密かに野心を燃やしていた。
そんな時、一冊の本をきっかけに議員インターシップの存在を知る。
まずは説明会に行って話でも聞いてみるか…そんな軽い気持ちだった。
しかし、スタッフの話を聞いているうちに議員インターンシップの魅力に惹かれ、気づいたらインターン初日だった。
はじめての社会経験ということで様々な不安や気持ちの焦りでとても緊張した。
しかし、議員さん、秘書さん、事務所の方々全員が私たちインターン生を温かく迎え入れてくれ、とても安心した。
インターンの活動すべてが自分にとって初めての体験で刺激的なものだった。特に議会傍聴に見学に行った時が一番印象に残っている。身近な地域の問題について話し合われている光景を見て政治と私たちのつながりについて実感することができたからだ。
二カ月間という時間はあっという間に過ぎていった。本当に貴重な時間を過ごせたと思う。
この二ヵ月間苦しいこともあったが楽しいことのほうが多かった。そして、このインターンで学んだ社会経験、礼儀、政治の在り方は今後の自分の将来にきっと役に立つだろう。議員さんや事務所の方々のような魅力のある大人になりたいと思う。
インターンを終えた、あの時の夕日はまだ鮮明に覚えている。
 
 

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