すべては環境で決まる

著者: Dra gon
人間の「環境適応能力」はすごい。
それは今まで生きてきた、
25年という短い自分史を振り返ってもわかる。
・ビジネス環境の劇的変化
社会人1年目のとき、
毎日深夜0時を越えるまで働いていた。
忙しい時期なんて平均の帰宅時間が朝3時だった。
誕生日の日なんて24時間中,23時間はオフィスにいた。
その当時、
仕事からの帰り道に彼女に言った言葉を今でも覚えている
「今帰り道ー。こんな時間に帰るの久しぶりだなぁ。
 まだ12時だし早すぎてなんかさぼった感あるわー。」
完全に気違いである。
俺が彼女の立場なら間違いなくひく。
でも当時は本当にそう思っていた。
20時前に帰るサラリーマンを見て、
そんな短い時間で
何ができるんだろうって思ってたし、
そんな早く終わって何すんのって思ってた。
ベンチャー気質な会社で
周りもそんな奴が多かった。
会社が早く帰れというのを
無視して働いていた。
そんな毎日が充実して楽しかった。
でも今の会社は基本18時まで。
20時に帰るなんて考えられないって
1年前は思ってたのに、今はそれより2時間も早い。
でも面白いことに働いている時間が短いなって
認識はこれっぽっちもない。
終業時間に近づくと体がそれなりに疲れるし、
他の自分がやりたいことに時間使いたいって思う。
朝三時まで会社で働くなんて、
今の僕には想像すらできない。
地獄絵図。そのくらい環境のパワーはすごい。
・住まいの劇的変化
日本にいる間はよく新築に住んだ。
築2年目じゃなくて新築がよかった。
トイレとバスはセパレートがよかった。
朝日が窓から見える物件がよかった。
会社までチャリで通える距離がよかった。
街の中心地がよかった。
結果、相場よりもかなり高い物件に住んでいた。
京都時代の家賃7万5千、名古屋時代9万5千。(光熱費込みで)
でもいまニューヨーク、でなんと3万。(光熱費込み)
ユニットだし、ルームシェアだし。
地下で4畳半だし、窓無いし。
けど、不満なし。
寝るだけの住居に金使うんだったら、
交際費、自己投資、結婚式帰国資金に使った方が
100倍いいと本気で思ってる。
でも当時の自分はそんなこと
思ったこともなかった。
慣れたらどこでも一緒。そんなもん。
人間の環境適応能力はほんとすごい。
旅行行ったら虫多いし、
トイレ汚いしって思うけど、
4日もいれば慣れちゃってる。
せっかく外国で英語学んでも
日本帰ったら忘れちゃう。
そんなもん。
逆に言えば環境って無茶こわい。
100人中99人がテンション低い会社、
100人中99人がテンション高い会社。
同じ人でもどちらにいくかで、
一年後の性格は変わるんじゃないかな。
こう聞くと世の中、外部任せかよ!運かよ!
って感じもするが、そうじゃないと思う。
幸いにも環境は自分で選べる。
誰だって自分に合った環境が絶対にある。
それを見つけてその環境に身をおく。
ないなら創ればいい。(竜馬は脱藩した。土方は新撰組を創った。)
自分の能力を最大限に活かせた方が
絶対楽しい。だけじゃなく、
自分の能力が活きるということは、
日本の未来にも貢献できる。
そして何より自分を生んでくれた
両親への最大の親孝行だと思う。
自分にあった環境を見つけられる「場」、
一歩を踏み出す勇気が湧く「場」、
そんな「場」を創りたいと思う。
さきがけとしてウェブサイトを作成中。

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