「たまひよ」が今年も約19万人の赤ちゃんを調査した「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2020」を発表!名づけから見えてくる、今どきのママ・パパの意識とは?
『たまごクラブ』『ひよこクラブ』などの雑誌をはじめとして、妊婦・出産・育児分野で、さまざまな事業を展開する「たまひよ」。
今年もその1つである、最新版『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典』を刊行し、最新版刊行にあわせて、「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2020」を発表しました。
最新の名前ランキングから見えてくるママ・パパの意識について、担当の塚口満弥さん(「たまひよ」ムック・書籍ディレクター:写真左)、 藤森園子さん(「たまひよ」実用書販売担当:写真右)にお話を伺いました。
毎年秋に最新の「名前事典」と「名前ランキング」をリリース
両親の思いをうけとめ、よい名づけにつながるように細心の注意を払って情報提供
「たまひよ」では、毎年秋に『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典』の最新版とあわせて、「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」を発表しています。ランキング発表は2005年からスタートし、今年は2020年1月から9月生まれの男女の赤ちゃん約19万人の名前を分析しました。分析では、専門家の意見はもちろん、編集部内で、今年話題になったドラマ・アニメ・芸能人・ニュースなどとつきあわせながら、今年の名づけの特徴も洗い出しています。
毎年、ランキング発表直後は、今、人気の高い赤ちゃんの名前として、新聞やテレビなどで話題になります。また、今後出産予定で参考にしている方も多いようです。
※今年の「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2020」詳細はこちら
赤ちゃんの名づけについては、多くの方が事前に本やネットで情報を集め、じっくり話しあって決めることが多いようです。そのため、事典などで紹介している漢字について、「たまひよ」編集部にお問い合わせがくるのも珍しくありません。ときには、お叱りの場合もありますが、それくらい赤ちゃんの名前が大事なものであると実感するとともに、「漢字の画数や意味などについて、絶対間違った情報は掲載できない!」と毎回、身が引き締まる思いです。
また、最近はパパからの問い合わせも増えていて、パパの妊娠・出産・育児に対する意識の変化も感じています。
■『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2021~2022年版』
2020年の人気名前ランキングを100位まで掲載。名づけの注意点や出生届の書き方・出し方など名づけに関する基礎知識を丁寧に解説するほか、豊富な名前実例を画数別、読み別、イメージ別など、検索しやすい章立てで紹介しています。また、「Web鑑定サービスログインID」がとじ込まれており、パソコン・スマートフォンから、候補の名前の鑑定や「読み」「イメージ」「漢字」から姓に合った良運の名前を検索できます。
2020年人気の名前:今年は「凪」が急上昇。コロナ禍や話題のドラマ・アニメが影響か
毎年ランキングを発表していますが、実は男女ともに名前ランキング上位だけ見ると、そこまで大きな変動はありません。子どもの名前にこめる親の願いは普遍的なものなので、年ごとに大きく変化しないのは自然なことだと思っています。ただ、やはりここ数年の傾向として、自然災害など事前に予想できない事象も増えるなか、そんな時代においてもしっかりと、明るく育ってほしいという思いが反映されているように感じます。例えば、男の子の名前で人気の「蓮」。蓮はしっかりと根を張り、花を咲かせる植物です。大変な状況下にあっても、しっかりと地に足をつけて人生を歩んでほしいという思いが込められているのだと思います。
ランキング上位では大きな変動はありませんが、ランキング全体で見ると、今年の特徴もいくつか見えています。2019年は、改元をうけ、「新しさ」「始まり」を連想する名前などもありましたが、2020年は「凪(なぎ)」という名前が男女ともに急上昇しています。この「凪」という漢字は、風や波が静まることを意味します。2020年は新型コロナウイルスが発生し、世界中が不安に包まれました。そんな状況のなか、平穏さや穏やかな自然をイメージさせる漢字が好まれたことも一因だと考えられます。また、「凪」は昨年話題となったドラマ『凪のお暇』、人気アニメ『鬼滅の刃』にも登場します。話題のドラマやアニメがきっかけで、「凪」という読みや漢字に好感をもち、名前に用いた方が多かったと考えられます。
●全体ランキング
男の子「蓮」3年連続、女の子「陽葵」5年連続1位!
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位100位までの名前を紹介しています。
●急上昇ランキング
来年の名づけはどうなる? 「新型コロナウイルス」「ジェンダーレス」の影響、続く
来年も新型コロナウイルスの影響はあると思っています。今年、数は多くないですが「晟(せい、あきら)」という漢字へのお問い合わせが続きました。この漢字には、「明るく輝く」という意味があります。新型コロナウイルスの影響で人々の社会活動が制限されるなか、明るさ・希望、穏やかさ、平和を連想させる名前(漢字や音感)の人気が続くように思います。
また、「なぎ(凪)」「あおい(葵、蒼)」など名前のジェンダーレス化も進むのではないでしょうか。今ママ・パパ層が多い30代は、共働きが当たり前の世代で、男女の役割に対する固定感が薄くなっているように思います。そのため、従来のように名づけの際に、女性らしさ、男性らしさをあまり意識しなくなっているのではないでしょうか。このような動きは、今後も広がると予測しています。
赤ちゃんの名前については、いろいろな考え方・解釈がありますが、ママ・パパにとって「赤ちゃんの名づけ」がかけがえのないものであることには変わりありません。「たまひよ」 は、これまでも、妊娠・出産・育児分野でママ・パパを支援するサポートをしてきました。今後もその1つとして、多くの人にご利用いただける情報提供・支援を続けていきたいと思っています。
【ご参考】
●2020年赤ちゃんの名前ランキング[赤ちゃんの名づけ・命名]
Webサイト「たまひよ」 https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/
●たまひよ名づけ関連商品・サービスのご紹介
「たまひよ」は、株式会社ベネッセコーポレーションが展開する妊娠・出産・育児関連のブランドです。雑誌市場でNo.1のシェアを誇る2誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』(両誌共1993年創刊)を中心に、各種ムック・書籍の発行、ママ・パパ向けの生活用品の通販、こども写真スタジオ等、妊娠・出産・育児に関するサービスを提供しています。「たまひよ」では、このたび赤ちゃんの名づけに関して、『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2021~2022年版』を発刊するとともに、Webサイト「たまひよ」での情報提供も行います。
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